更新日: 2024.10.10 その他家計
みんなはドラッグストアで何を買っている? 平均購入金額はいくら?
しかし最近は、食品や雑貨などの取り扱いも豊富になり、もはやスーパーの代わりに買い物に行くという人も増えている様子です。
世間のみなさんは、ドラッグストアでいくらくらい使っているのでしょうか。ソフトブレーン・フィールド株式会社が発表した、75万枚のレシート調査の結果(※)をひもといてみます。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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ポイントなどがお得な日に集中? ドラッグストアで使う金額の平均
この調査は、ドラッグストア売上ランキング5社のレシート構成比・消費者調査とあわせ、普段ドラッグストアで買い物をする全国の男女5828人を対象に行われたもの。
まずは、ドラッグストアで使う金額を見てみましょう。家族で買い物に行ける日曜日に着目すると、以下のような結果が出ています。
●通常の日曜日 :平均購入金額 914円、平均購入個数3.3個
●お客様感謝デーの日曜日:平均購入金額1761円、平均購入個数4.8個
ドラッグストアでは、特売日やポイントがお得な日などさまざまな施策が行われています。通常は1000円前後に収めているものの、お得なお客様感謝デーにはここぞとばかりに必要なものを買うという人が多いことがわかります。
ちなみに、上記の“通常の日曜日”の購入レシートの投稿は606枚、お客様感謝デーの日曜日の投稿は6294枚とのこと。少しでもお得に買い物をするために、お客様感謝デーを待って買い物をする人がこんなにも多いとは、驚きですね。
同発表によると、ドラッグストア業界の2020年度売上高は、8兆363億円。店舗数は2万1284店舗で、拡大が続いているとのこと。「そういえば最近ドラッグストアでよく買い物するかも」と、心当たりがある人も少なくないのでは?
ドラッグストアでもっとも買われている商品は?
では、レシートの合計金額別にどのような商品が買われているのかを見てみましょう。
1位:食品(生鮮・惣菜以外) 31.0%
2位:日用雑貨 24.3%
3位:美容・健康 13.4%
4位:医薬品 11.2%
5位:飲料 10.2%
6位:酒類 5.2%
7位:食品(生鮮・惣菜) 4.6%
日用品や美容・健康アイテムよりも、食品にかける合計金額のほうが上回っていることがわかります。いまやスーパーには行かずドラッグストアでほぼ間に合っている……という人もいるのかもしれません。
ドラッグストアのイメージである「医薬品」「日用品」「美容・健康アイテム」だけではなく、「食品」「飲料」「酒類」など毎日の食卓に欠かせないものも、ドラッグストアの売上の多くを占めているのですね。
ちなみに、2020年1~6月の合計レシート金額は5856万8004円。2021年1~6月の合計レシート金額は6381万3314円。この1年で、ドラッグストアで支払う金額が明らかに増えています。
何を期待しどれくらいの頻度でドラッグストアを利用する?
最後に、消費者がドラッグストアに何を期待し、どれくらいの頻度で通っているかを見てみましょう。
1位:食品以外の生活必需品の購入 46.1%
1位:セール・特売商品購入 46.1%
3位:クーポンやチラシなどの販促 41.9%
4位:食品購入 38.0%
5位:買い物を楽しむため 9.0%
半数近くの人が、食品以外の生活必需品およびセールや特売目当てでドラッグストアを利用していることがわかります。また、クーポンなどの販促に惹かれて来店したり、食品を目当てに来店したりする人も4割程度。
ドラッグストアは世間の人々にとって、「食品や日用品を買う場所」「クーポンや特売などでお得に買い物をする場所」という期待があることがわかります。
来店頻度については以下のとおり。
1位:月に2〜3回程度 30.9%
2位:週に1回程度 28.3%
3位:月に1回程度 17.7%
4位:週に2〜3回程度 14.8%
5位:それ以下 5.0%
多くの人が、月に2〜3回、多くて週1のペースでドラッグストアに通っていることがわかります。ちなみにほぼ毎日という人は1.0%、週に4〜5回という人は2.3%でした。巣ごもり生活の影響もあり、買えるときにまとめて買う人のほうが多いようですね。
さまざまな品ぞろえとお得なサービスなどで、ますます魅力的になっていくドラッグストア。みなさんもこれから利用する機会が増えるかもしれませんね。
※ソフトブレーン・フィールド株式会社 計画購買、“ウエル活”にみる「買い物に楽しさ」求める消費者心理 コロナで変わったDgSの使われ方 75万枚レシート調査
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部