更新日: 2024.10.10 働き方
副業で成功するためには? 挫折しないために必要なこと
しかし、副業で定期的な収入を得るのはなかなか困難です。「頑張って副業を始めたが、結局挫折してしまった」といった例も珍しくありません。本記事は、副業で成功するコツや挫折しないポイントを解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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副業で挫折するきっかけは?
現在はインターネットでできる仕事も増え、「スマホ一つで副業ができる」といった広告もよく見かけます。しかし、どんな仕事でも副業を続けていくのには労力を要します。ここでは、副業で挫折するきっかけになる事例について解説します。SNSでは「副業で高額を稼いだ」といった書き込みも頻繁に見かけますが、それ以上に副業を始めたけれど挫折した事例は多くあります。
目標が高すぎる
本業をおろそかにしないためには、副業に使える時間は限られます。本業の就業時間が9〜18時で残業がほぼなく帰宅できる場合、副業に使える時間はおおよそ平日の19時以降と土日祝日です。日曜日は休日に当てて平日は21時まで副業をするとした場合、副業に充てられる時間は1日2時間と土曜日の8時間程度でしょう。本業に使える時間のおよそ半分~3分の1です。
その限られた時間のなかで「1ヶ月50万円稼ぐ」といったよほどの高収入案件でないかぎり無理な目標を立てると、あっという間に挫折してしまうでしょう。仕事の掛け持ちは新しい仕事に慣れるにも時間がかかるので、最初から目標を高くしすぎるとモチベーションが続きません。
収入や内容で高望みをしてしまう
副業には多くの種類があり、給与形態もさまざまです。時給制や月給制の場合は、出社日数や勤務時間に応じた一定の収入が見込めます。しかし、出来高制の場合は、仕事をした分しか料金は発生しません。
例えば、「外国語が話せるので、フリーランスで通訳や翻訳をする」「以前から閲覧者の多いブログや動画を運営しており、それにさらに力を入れる」といった高いスキルが必要とされるケースでない限り、出来高制で最初から高収入を得るのは難しいでしょう。
また、投資も副業の一種だといえますが、元本割れのリスクを抱えています。努力した割に収入が上がらない場合は、モチベーションが低下してしまうでしょう。副業は自分の状況を把握してからよく選ぶことが重要です。
副業で挫折しない方法
特殊な技術がないかぎり、副業を始めていきなり高収入を得るのは難しいものです。本項では、その点をふまえて副業で挫折しないポイントを紹介します。
副業は短期間のアルバイトではありません。長期間続けていけることも大切です。副業で挫折しないことは、長期間継続できることにもつながります。どのような点に注目すればいいのでしょうか。
目標は小さく設定する
ブログや動画の収入など出来高制の仕事を副業としたい場合、目標を小さくもつことが重要です。1ヶ月副業のみで10万円稼ぐのは難しくても、1万円ならば決して無理な金額ではありません。
「たかが1万円」と思うかもしれませんが、収入が月1万円増えればできることも増えます。1万円稼ぐことができたら次は2万円と目標を徐々に高く設定していき、それに向かって努力していくモチベーションが生まれます。副業は「やる気」が大切です。現在の状況から少し頑張ればできそうな目標を立てて、モチベーションを保っていけば長続きするでしょう。
副業選びを慎重にする
仕事には大きく分けて3つの種類があります。短時間で高収入を得る仕事、お住まいの地域で平均時給程度の仕事、そして、誰でも参入しやすいが低収入の仕事です。例えば、体力がある人ならば本業が終わった後に、別の場所で時給制の仕事に就くのもよいでしょう。体力的負担は大きいものの、安定した給与がもらえます。
しかし、ネットを利用して家で仕事をする場合は、仕事選びが重要です。長時間仕事をしても、1件数円~数十円にしかならなければモチベーションが下がります。短時間で高収入を得るには、能力や経験、実績が必要です。最初から短時間で高収入を得るのは難しいで一方、あまりに得られる収入が少ないとモチベーションは続きません。
その仕事の相場や、収入アップが見込めるかなど多角的にみて副業を選びましょう。また、自分の能力をアップさせることも重要です。
最初から大きな仕事を受けない
能力や技術、経験があっても最初から大きな仕事を受けると、体力が続きません。特に、本業に関係する能力で副業を行う場合、休む時間が少なくなるほどストレスもたまりやすいでしょう。副業に力を入れすぎた結果、本業がおろそかになれば本末転倒です。まずは小さい仕事を受けて、仕事に慣れたら大きな仕事を受けていきましょう。
副業で成功するには無理のない程度にすることがコツ
副業はあくまでも本業の妨げにならずに収入を得る手段です。最初から本業を超える収入を得ようと思うのでなく、時間をかけて確実に定期的な収入を得られるようにしていくことが大切です。そのためには、副業に集中できる時間を確保するとともに、副業選びを入念に行いましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部