更新日: 2024.10.10 家計の見直し
1ヶ月あたりの消費支出は平均20万円以上! 1ヶ月の生活費10万円以内を目指せる具体的な方法とは?
ゆとりは欲しいけれど、今すぐに収入は増えません。この記事では、1ヶ月の生活費を少なくする方法について解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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収入と支出を把握する
総務省統計局の家計調査報告によると、2人以上の世帯での1ヶ月の消費支出は、1世帯当たり 29万8006円となっています[2022年(令和4年)10月分]。
【図表1】
【図表2】
出典:総務省統計局 家計調査報告2022年(令和4年)10月分(図表1、2とも)
世帯ごとに消費支出の額は異なりますが、まずは、いくら収入があって、いくら支出をしているかを把握することが大切です。収支を把握するためには、まずは家計簿を使ってみることをおすすめします。
支出を数字で見えるようにすることで、気づいていないうちに無駄遣いしているお金や、節約できる支出を把握できます。
これまで家計簿を使ってこなかった方には、少々ハードルが高いかもしれません。そのような方は手始めに、以下の方法で収支の記録を集めてみましょう。
●レシートを保管する
●クレジットカードやキャッシュレス決済などの支払履歴をチェックする
●支出を固定費と変動費に分けてメモする
スマホのアプリなどでも簡単に家計簿がつけられるので、ぜひ使ってみてください。
支出を減らす
支出を減らす方法について解説します。
固定費の見直し
固定費を見直すことで支出を減らせます。
一度固定費を見直すと、その後も継続して節約ができるのでメリットは大きいでしょう。固定費には、
●住宅ローン
●家賃
●生命保険料
●スマホ代などの通信費
●サブスクリプションサービスの利用料
などが含まれます。
特に、固定費の中でも負担の大きい住宅ローンの返済方法や家賃を見直せば、支出の削減につながります。また、生命保険料についても、ライフステージに合わせて、必要な分だけ保険に加入するなど定期的に見直しをするようにしましょう。
無理のない範囲で削減できる固定費はないか、見直してみましょう。
変動費の見直し
固定費だけでなく変動費の見直しも重要です。変動費とは、食費、日用品費、医療費、娯楽費などのことをいいます。どれも生活に必要ですが、少しでも支出を減らしたいところです。
ただし、食費については節約のしすぎは危険です。
大幅に食費を削ると、栄養のバランスが悪くなるなど、健康に影響を及ぼす可能性があります。日々の食事を大切にしながら、外食が多い方は自炊を増やしたり、ランチにはお弁当を持参したり、計画を立てて買い物をしたりするなど、できる範囲で食費などの変動費を見直しましょう。
まとめ
支出を抑える方法について総論的に解説しました。具体的な方法はさまざまなものがありますが、まずはムダな支出をしていないかを把握することから始めましょう。自分のお金の使い方や傾向を理解することで、節約方法も変わってきます。
つらいと節約は続けにくいので、無理のない範囲で支出を減らし、生活にゆとりを作りましょう。
出典
総務省統計局 家計調査報告 2022年(令和4年)10月分
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部