更新日: 2024.10.10 家計の見直し
【電気代】「請求書の金額」に目玉が飛び出た! 節約方法「4選」を確認
本記事では、特に電気代が増えやすい冬にできる節電方法について詳しくご説明します。「使用量は変わってないのに電気代がこんなに上がるなんて」「普段から節約してるのにこれ以上どうしたらいいの?」そんな電気代に悩んでいる方必見の内容となっています。
執筆者:渡辺あい(わたなべ あい)
ファイナンシャルプランナー2級
冬の電気使用料の割合
電気の使用料は季節によって変動しますが、一般家庭では冬はどのような割合で電気を使っているのでしょうか。経済産業省によると、冬季の電気の使用料の割合は図表1のようになっています。
図表1
出典:経済産業省 資源エネルギー庁 省エネポータルサイトより筆者作成
このように見ると、全体の約3分の1を暖房機器に使っていることがわかりますね。つまり、冬の節電は暖房機器を上手に節電しながら使用することが、節約のカギといえます。
家庭でできる暖房機器の節電方法
冬の電気の使用の割合が大きい暖房機器ですが、節電のポイントには次のようなものが挙げられます。
・エアコンの設定温度
まずはもっとも電気使用量の多いエアコンの節電です。エアコンの節電は何といっても設定温度を下げることに尽きます。1~2度温度を下げる代わりに厚手の靴下を履いたり、上着を一枚多く羽織って寒さ対策をしましょう。設定温度を2度下げることで2.7%の節電をすることができます。
・エアコンの掃除
エアコンのフィルターをこまめに掃除することで、エアコンの暖房効果が上がり効率よく部屋を暖めることができます。フィルターを掃除した場合とそうでない場合を比較すると、6畳の部屋の場合、年間で860円の節約になるとのデータもあります。
・サーキュレーターの使用
暖かい空気は上にたまりやすい性質があります。そのため「足元が寒い」「部屋全体が暖かくならない」といった場合には、サーキュレーターを使って部屋全体の空気を循環させましょう。
空気を循環させることで温度むらがなくなり、「いつまでたっても足が冷える」という場面が少なくなり、結果的に暖房の使用時間を減らしたり、設定温度を下げたりできるはずです。
・窓からの冷気をシャットアウト
いくら窓を閉めていても、窓には断熱材を入れることができないため、冷気は窓からやってきます。そこで冷気を室内に少しでも取り込まないように、少し長めの厚手のカーテンをかけましょう。また最近は手軽な断熱シートも販売していますので、このようなグッズを使うとさらに効果が期待できます。
節電・節約は無理のない範囲で
電気代の請求があまりにも高く、何とか節約しようと思われた方も少なくないでしょう。一つひとつの節電・節約効果は小さくとも、積み重ねれば大きな節電になるはずです。
しかし、電気代の節約ばかりに躍起になって健康を害してしまっては本末転倒です。まずはできる範囲で少しずつ、無理のない節電を心がけましょう。暖かい春はもうすぐそこですよ。
出典
経済産業省 資源エネルギー庁 省エネポータルサイト 冬季の省エネ・節電メニュー
政府広報オンライン 節電をして電気代を節約しよう!手軽にできる節電方法とは?
環境省 みんなで節電アクション!
執筆者:渡辺あい
ファイナンシャルプランナー2級