更新日: 2023.02.28 その他家計

「旬」のものこそ安くて栄養価が高い!?野菜の旬を知ろう!

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

「旬」のものこそ安くて栄養価が高い!?野菜の旬を知ろう!
野菜の種類は豊富で、どの野菜がどの時期に旬を迎えるか把握するのは難しいかもしれません。しかし、旬を把握しておけば、おいしい食事がとれるだけでなく、家計の節約にもつながるのはご存じでしょうか。
 
今回は、旬の野菜が家計に影響を与える理由について解説するので、ぜひ家計見直しの参考にしてください。また、時期による野菜の栄養価の違いや、旬の野菜のメリットも併せてチェックしていきましょう。
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家計を支える旬の野菜

野菜は、豊富な栄養が含まれていて、健康的な体づくりには欠かせない食べ物です。スーパーマーケットや直売所などではさまざまな野菜が店頭に並び、季節問わず購入できます。
 
このなかで特におすすめなのは、旬の野菜です。旬の野菜は、それ以外の野菜に比べると多くのメリットがあります。
 

必要な栄養が豊富に取れる

野菜は旬の時期になるとおいしさがアップするだけでなく、栄養も豊富になるといわれています。なかには旬とそれ以外の時期で比較した時、旬の栄養価が2倍以上になる野菜もあります。
 
また、夏が旬の野菜は火照った体を冷ますのに効果的です。一方、冬が旬の野菜は体を内側から温める効果に期待できます。このように、旬の野菜は季節に合う栄養や効果があり、健康を守るのに役立っているのです。
 

安価で購入しやすい

野菜は旬になるとたくさん収穫できるため、旬以外の時期に比べると安価で購入しやすいのが特徴です。例えば、夏野菜の代表であるナスやトマトは、夏になると安くなり、秋から冬にかけて高くなる傾向があります。
 
旬の時期を過ぎると一気に値上がりする野菜が多いので、旬のうちにたくさん食べて堪能しておきましょう。しかし、野菜はその年の天候などによって収穫量が増減したり、何らかの理由から価格が高騰したりすることがあります。野菜の最安値や買い時を把握するためにも、ニュースやチラシなどでこまめに情報をチェックするのがおすすめです。
 

旬にこだわるメリットとは

野菜は季節の移り変わりとともに成長するものです。旬の野菜は1年のなかで最も栄養バランスがよい状態になっているため、食べることでたっぷりと栄養が取れます。
 
また、野菜は旬になると甘みが増す傾向にあり、シンプルにただ焼いたり蒸したりするだけでもおいしく食べられるのが魅力です。栄養価も旬には数倍以上になるので、旬の食材にこだわるのはとても大切なことだといえます。
 
トマトを例に挙げて見てみましょう。旬である7月はトマト100グラムあたりに528マイクログラムのカロテンが含まれています。しかし、旬が過ぎた11月には241マイクログラムまで減少してしまうのです。
 
ほかの野菜も旬とそれ以外の時期では、ビタミンやミネラルなどの栄養価が大きく異なるため、旬を逃さず食べるよう心掛けましょう。
 

東洋医学でも旬の野菜をおすすめしている

東洋医学では食材は体を作るものだと考えられています。その土地のものを旬の時期に食べることで、体に必要なエネルギーを補い、不調を取り除くとされています。
 
旬の野菜はその時期に必要な栄養素を十分に含んでいるため、季節の移り変わりによる体調不良を防ぐといわれています。季節ごとの旬の野菜をチェックし、おいしさも栄養も抜群な時期に味わいましょう。
 

野菜の名前
春の野菜 キャベツ たけのこ アスパラガス ごぼう さやえんどう
夏の野菜 トマト きゅうり オクラ なす とうもろこし
秋の野菜 じゃがいも 玉ねぎ さつまいも にんじん 里いも
冬の野菜 かぶ れんこん 長ネギ 白菜 大根

 
※筆者作成
 

旬の野菜が家計に与える影響

旬の野菜は安く手に入りやすく味もおいしいため、節約したい方や料理好きな方から好まれています。例えば白菜は秋から冬にかけてが旬で、鍋や煮物などには欠かせない食材です。価格も旬だと通常の半額程度まで安くなります。
 
野菜の価格が安くなると家計が助かるのは当然ですが、それだけではありません。東洋医学でも注目されるほど旬の野菜には栄養がつまっているため、体の健康を保つのに役立つのです。
 
旬の野菜を食べると体調を崩しにくい体をつくったり、体調不良になっても早く回復させたりする効果が期待できるため、医療費の節約にもつながるのです。食費と医療費の2つが節約できるなら、安価で栄養満点な旬の野菜を選ぶ方が賢いといえるでしょう。
 

家計の節約をしながらおいしい食事作りを楽しもう

節約を成功させるには継続的な努力が必要です。根を詰めた節約は精神的に苦痛となり、長く続けるのが難しいため、無理のない範囲での節約が好ましいでしょう。
 
食材選びに迷ったら、旬の野菜を取り入れるだけでも大きな節約効果があります。1年を通して旬の野菜を使った食事を作れば、食費と医療費の節約が可能です。ぜひ旬の食材でおいしい食事を作り、楽しく節約していきましょう。
 
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

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