「良い節約」と「悪い節約」 知って試して、 豊かな日々を暮らそう!
配信日: 2018.06.21 更新日: 2024.10.10
節約には良い節約と悪い節約があるって知っていましたか?
あなたの日々の節約生活をしっかりチェックして、良い節約を試しましょう。
節約をしていても、心穏やかでゆとりある豊かな日々が暮らせるようになりますよ。
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まちがった節約をしているのかも!?
始めに、2つの質問です。
1) あなたは「節約」と聞いて、どんな気持ちになりますか?
貧乏くさくて嫌だ、面倒くさい、楽しくない、ガマンは嫌だ、みじめな気持ちになる、今本当にお金に困っている人だけがやればいい、、、と思っていませんか?
2) あなたは「節約」と聞いて、どんなシーンを想像しますか?
安い物だけを買う、オシャレは禁物、旅行やレジャーもガマン、毎日質素なメニューばかり、日々お金の事ばかり心配して暮らす、、、と思っていませんか?
これは「節約」に対して、間違った気持ち、間違った印象を持っている証拠です。このような状態で節約をしても、節約効果はあまり期待できませんし、あなた自身が疲れ果ててしまいますよ。
「良い節約」とは?
暮らしの質を維持できる節約
今の暮らしの質を維持できる、もしくは質が向上する節約は「良い節約」です。一度だけしっかり確認して対応するだけ。とても簡単で効果大の節約です。
・保険料…保障内容が今と同じ、もしくはより良くなり、保険料が安くなる保険会社に変更する。
・通信費…ほとんど利用していないサービスプランを解約する。
・会費…最近全く利用していない、もしくはメリットを感じられない会員登録があれば解約する。年会費がかかるクレジットカードを解約する。など
体力気力、時間に余裕がある節約
体力気力、時間に余裕がある節約は「良い節約」です。そのためには、自分はどんな暮らし方を好むのか。何をしている時に満足感や幸福感を感じるのかを知っておく必要があります。
自分が好まない暮らし方や、満足感・幸福感を感じられない節約をしていると、体力も気力も奪われます。また時間に余裕があることのメリットは、考える時間が確保できることです。
考えることで、生活の質を向上させる新たな節約のアイディアが生まれるかもしれません。
楽しい気分になる節約
楽しい気分になる節約は「良い節約」です。節約は「今日だけ」「今月だけ」と期限付きで頑張るものではなく、自然と暮らしの中にとけこんで習慣化し長続きするのが理想です。
楽しいことなら必ず長続きします。あなたが楽しい気分になる節約を見つけて試してみましょう。
「悪い節約」とは?
暮らしの質が落ちる節約
今の暮らしの質を落とさなければならない節約は「悪い節約」です。節約効果よりも、身体や気持ちにダメージを受け、精神衛生上よくありません。
・食費…安い食材ばかりで栄養や献立が偏ってしまう。外食を一切やめる。
・光熱費…照明の暗い部屋で過ごす。暑さ寒さをガマンしてエアコンをつけずに過ごす。
・趣味娯楽費…何もしない、どこにも行かない。
極端な例ですが、思い当たるふしはありませんか?
体力気力、時間を消耗する節約
節約効果と引き換えに、体力気力や時間を消耗する節約は「悪い節約」です。「貧乏くさくて嫌だ」「みじめな気持ちになる」といった節約がこれに当たるようです。
・食費…特売品を買うためにはしごする。毎日かかさず弁当を持って行く。
・服飾費…欲しい物があってもバーゲンまで待つ。安くなっている物しか買わない。
・交際費…参加したい会があっても行かない。
人生にとって大事なものは「お金」だけではありません。その他の大事なものを逃すような節約は絶対やめましょう。
苦しい気分になる節約
苦しい気分になる節約は「悪い節約」です。自分に合ったやり方ではない場合や、頑張りすぎ欲張りすぎなやり方だと苦しくなります。
他にも、節約の目的がなく、目標額も決めずにただやみくもに節約している場合や、大好きな趣味や友達づきあいを一切やめてしまったり、デート費用を全て相手に払わせたりといった極端な行為はやめましょう。
他人を傷つけるだけでなく、自分自身が一番傷ついて苦しくなりますよ。
豊かな日々を暮らす節約生活のすすめ
マイホームが欲しい、年に数回家族旅行したい、趣味を活かしたお店を持ちたい、月に一度は贅沢な外食をしたい、毎日お庭で草花を育てたい、ペットとの毎日を楽しみたい、、、自分にとっての「豊かな暮らし」をより実現していくことが目的であり、節約することが目的になってはいけません。
「豊かな暮らし」を実現するための手段の一つとして節約があることを忘れないでくださいね。
TEXT:FPwoman 貯金美人になれるお金の習慣
Text:高野 由佳(たかのゆか)
FPwoman Money Writer’s Bank所属ライター