更新日: 2023.04.03 その他家計

「スーツ出社」と「私服出社」 年間出費はどっちがお得?

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

「スーツ出社」と「私服出社」 年間出費はどっちがお得?
働き方が多様化するなかで、ビジネスファッションにも変化が起きています。これまでは、スーツ出社が大半だった会社でも、ビジネスカジュアルを取り入れるなど、自由化の流れが進んでいます。また、ベンチャーを中心にカジュアルな私服出社を行う企業も増えてきました。
 
この記事では、スーツ出社と私服出社について、年間出費はどちらがお得なのかを検証してみました。

>>> 【動画で見る】「スーツ出社」と「私服出社」 年間出費はどっちがお得?

FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

社会人がビジネスファッションにかける金額は?

株式会社マイナビが行った調査では、「社会人がビジネスファッションにかける金額は年間7万2000円」という結果が発表されています。年齢や職場環境によって金額の差は大きく、月々の出費が1000円以下の割合は35.2%となっています。出費が少ない理由としては、「制服や作業服が会社から支給されるため」といった回答が多く、20代~30代が中心です。
 
一方、月々の出費が5万円以上となるのは30代~50代の男性が多く、オーダースーツなど質の高いアイテムを購入していることが分かります。同じ社会人でも、年齢が高くなるほどビジネスファッションにかける金額は高くなる傾向です。
 

スーツ出社と私服出社の年間出費は?

ビジネスファッションにかかる費用は、年齢や性別でも異なるため、今回は「30代男性」を例にスーツ出社と私服出社の年間出費を比較していきます。
 
メンズスーツはリーズナブルなものであれば2万円前後から購入できます。3万~5万円がボリュームゾーンとなっており、5万円以上になるとオーダースーツも選択肢に加わります。
 
会社のなかで中堅に属する30代は、4万~6万円くらいのスーツが相場で、3~5年で買い替えをしていきます。着まわししやすいように4、5着持っているとすると、毎年1着ずつ買い換えていくことになるため、スーツだけで年間4万~6万円の出費です。これに、シャツ、ネクタイ、クリーニング代などの費用が加わるので、年間で10万円程度かかります。
 
メンズの私服はブランドにこだわらなければ1万円以下でトータルコーディネートができます。クリーニングなども必要ないため、年間5万円程度の出費に抑えることも可能です。
 
ただし、ファッションにこだわりたいのであれば、トータルコーディネートで5万円以上することも珍しくありません。また、おしゃれに気を遣う必要がある職場や業界では、シーズンごとに新しいアイテムを購入するなど、出費も増えます。
 

スーツ出社と私服出社はどっちがお得?

取引先や顧客と会うことのない仕事で、ファッションにこだわりのない人であれば、私服出社の方が出費を抑えることができます。アパレルや美容業界など、トレンドを意識するような業界では、スーツ出社の方がお得になるケースもあります。スーツ出社と私服出社のどちらがお得かは、個人のファッションに対するスタンスや、働き方によって変わってくるのです。
 

ビジネスファッションに関する年間出費はさまざまな要因で変わってくる

ビジネスファッションに関する年間出費は、さまざまな要因で変わってきます。スーツも私服もこだわりが大きいほど出費が増えるので、どちらが一概にお得だとは言えません。
 
リーズナブルにファッションを楽しみたいのであれば、メリハリをつけた着こなしを意識することが大切です。「1着は高級なオーダースーツを注文して、残り4着は2万円台のものを着まわす」「ジャケットはブランドものにして、ボトムスはファストファッションにする」など、少し工夫するだけで年間の出費は抑えられるでしょう。
 

出典

マイナビ フレッシャーズ調べ
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

ライターさん募集