更新日: 2024.10.10 貯金
貯金をしようと決意しても途中で挫折してしまう…。長続きの3つのコツは?
この記事では、貯金を続けられない2つの理由を解説するとともに、貯金を長続きさせる3つのコツを紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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貯金を続けられない主な理由
貯金を続けられない理由はさまざまありますが、よくある理由として、以下の2つが挙げられます。
自分へのごほうびが多い
欲しいものを我慢して貯金していると、頑張っている気分になることが少なくありません。特に、50万円、100万円など、キリのよい金額までお金が貯まると、この気持ちは強くなります。
「頑張っている自分」に焦点を当てると、少しくらいのぜいたくを許したくなります。「前回は我慢したから」「○○円までお金が貯まったから」などの言い訳をして、ぜいたくを許してしまうケースが多くなるでしょう。
もちろん、自分へのごほうびは必要ですが、度重なるとお金は貯まりません。貯金を続けられない原因になってしまいます。
目標金額が高すぎる
目標金額が高すぎることも、貯金を続けられない原因の1つです。所得と目標金額のバランスが取れていないと、生活に無理が生じてしまいます。
例えばお金を貯めるため、仲のよい友人との付き合いをやめてしまうことや、生きがいにしていた趣味をやめることなどが考えられます。
短期的には問題ないかもしれませんが、長期的になるとストレスがたまってしまうでしょう。無理が利かなくなると、お金を引き出して貯金をやめることになってしまいます。いわゆるリバウンドで、浪費してしまうことも考えられます。
貯金を長続きさせるコツ
貯金を長続きさせたい場合、どのような点に注意すればよいのでしょうか。貯金を続けるコツを解説します。
1.目的を明確にする
何となく貯金を始めると、ちょっとしたきっかけで自分へごほうびをあげたくなります。このような無駄遣いをしないため、目的を明確にしてから貯金を始めることが重要です。具体的な目的はケースで異なりますが、住宅資金や教育資金、老後資金を貯めるためなどが多いでしょう。
期限と目標金額を設定することも重要です。これらが明確になると、計画を立てやすくなります。ポイントは、大きな目標をもとに小さな目標を立てることです。例えば、大目標が「65歳までに2000万円を貯める」であれば、「50歳までに1000万円を貯める」などのように小さな目標を立てます。
また、それぞれの金額が現実的であることも欠かせません。予想される所得と各ライフステージで発生する支出を明らかにした上で、貯金の計画を立てましょう。
2.貯金の仕組みづくりに取り組む
お金が自動的に貯まる仕組みを生活に組み込むことも重要です。手間がかかると、面倒で貯金をやめてしまうことがあります。
自動化する定番の方法といえるのが、自動積立定期預金の活用です。給料日の直後に給料振込口座から定期預金口座へ自動的・定期的に振り込まれるようにしておくと、お金が勝手に貯まります。
3.家族と貯金額を共有する
家族と、目標額や毎月の貯金額を共有することも有効です。第三者の目を加えることで、無駄遣いを防ぎやすくなります。
例えば、家計を家計簿アプリ管理し、その家計簿アプリを家族と共有しておくなどが考えられます。
コツを押さえて貯金を長続きさせましょう
貯金があると、さまざまな状況に対処しやすくなります。将来に備えて貯金を始めてみましょう。
長続きしない場合は、お金の使い方や目標金額を見直すとよいかもしれません。目的を設定して貯金を仕組み化することも重要です。無駄遣いをしてしまう方は、家族と貯金額を共有するとよいでしょう。これらを意識すれば、貯金が長続きしやすくなるはずです。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー