「貯金」「投資」「節約」何をするにもまずは複数口座から! 口座を2つ以上保有するメリットと注意点を紹介

配信日: 2023.06.07 更新日: 2024.10.10

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「貯金」「投資」「節約」何をするにもまずは複数口座から! 口座を2つ以上保有するメリットと注意点を紹介
銀行口座はうまく使い分けることで、資産を管理しやすくなるメリットがあります。実際、複数の口座を所有している方は多く、それぞれを用途別に使い分けています。
 
そこで今回は、銀行口座を複数所有するメリットや、知っておきたい注意点について解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

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銀行口座を使い分けている方は85%以上

マイボイスコム株式会社が2021年4月に実施した「銀行の使い分けに関するアンケート調査」(調査対象:10~70代の男女1万0054名)によると、銀行口座を複数所有している方は90%以上いることが分かりました。さらに、用途に応じて銀行を使い分けていると回答した方は約85%でした。
 
複数の銀行口座を所有している理由には、以下の回答が挙げられています。
 

●ATMや店舗が近くにある:約30%強
●口座指定などで開設する必要があった:約30%強
●金利・手数料などの利便性に応じて使い分ける:20%台
●引き落とし・オートチャージ用:20%台
●入出金を整理して効率よく資産管理する:20%台

 
口座を複数所有している理由として、近隣にATMや店舗があると回答した方が約30%強いました。また、給与の受け取りなどで指定されたために口座開設した方も多くみられました。
 
金融機関によって金利や手数料が異なるため、目的に応じて有利な口座を使い分けている方もいます。
 
このほか、公共料金やクレジットカードの引き落とし、キャッシュレスサービスのオートチャージ用に複数の口座を所有している方もおり、単なる預金目的ではなく、入出金を効率的に管理するための利用が多いことも分かりました。
 

口座の利用目的

続いて、口座別の利用目的についてみてみましょう。
 
メインバンクは、「給与・年金などの振り込み」目的の方が63.8%でした。次いで「クレジットカード引き落とし」をはじめ、各種料金引き落としが各50%弱となっており、生活費に関連する入出金に利用している方が中心です。
 
サブバンクは、「貯蓄」が26.9%、「クレジットカード引き落とし」「引き落とし」が各20%弱となっており、貯蓄目的での利用が多いことが分かりました。貯蓄専用の口座を所有していれば、生活費との混同を避けられるメリットがあります。
 

複数口座を管理するときの注意点

銀行口座を1つしか持っていないと、金融機関でシステムトラブルが発生したとき、一時的に現金を引き出せないなどのリスクがあります。しかし複数の口座を持っていれば、何らかのトラブルが発生しても、サブバンクで対応できるのがメリットです。
 
しかし口座の数が増えるほど、気を付けたい注意点もあります。
 
例えば通帳や暗証番号、インターネットサービスのIDなどは、それぞれの口座に対して付与されるため、管理の手間がかかるでしょう。すべての預金がどのくらいあるのかも把握しにくくなるため、自分で管理できる範囲で口座を活用することが大切です。
 

振込み手数料がかかる

複数口座を所有しているときは、振込み手数料の負担にも注意が必要です。
 
例えば、生活口座と貯蓄用口座を分けている場合、口座間で資金移動する機会も増えるのではないでしょうか。一般的に、他行や他支店への振り込みには手数料が必要です。
 
一定の条件を満たしていれば、振込み手数料無料のサービスを行っている金融機関もあるため、口座開設の際は手数料についても確認することをおすすめします。
 

定期的に口座を整理する

一定期間利用していない口座は解約するなどして、定期的に整理することをおすすめします。口座が多すぎると管理の手間がかかるだけでなく、長期間お金の出し入れがない口座は、休眠口座として扱われます。多くの金融機関では休眠口座に手数料を導入する動きが増えており、費用負担が生じるリスクがあるため注意しましょう。
 

まとめ

複数の口座を上手く活用すれば、効率的な資産形成が可能です。ただし数が多すぎると、余計な手数料が発生し、管理に手間もかかってしまいます。目的を明確にしながら、利用する口座を取捨選択していきましょう。
 

出典

マイボイスコム株式会社 銀行の使い分けに関するアンケート調査(PR TIMES)

 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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