更新日: 2024.10.10 貯金
【2023年】20代の毎月のお小遣いと貯蓄額、去年より増えてる? 減ってる?
お小遣いを増やしたいけれど迷っている人や、貯蓄額が同年代よりも少ないかもしれないと悩んでいる人はぜひこの記事をご覧ください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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20代のお小遣い事情2022年と2023年で変化はあった?
SMBCコンシューマーファイナンス株式会社が2022年11月、20~29歳の男女1000名を対象とした調査によると、毎月自由に使えるお金の平均額は、3万6828円という結果となりました。
未婚の人の方が自由に使えるお金の平均額が高く、既婚者の2万6475円に対して3万9747円と1.3万円もの差が開く結果となっています。前回の2021年12月の調査時は、毎月自由に使えるお金の平均額が3万2560円だったことから、20代のお小遣いは1年で約4200円も増えていると分かります。
2021年の調査では、未婚の人のお小遣いの平均額は3万4666円で、2022年の調査では5000円アップする結果となりました。同様に既婚の人のお小遣いについても、2021年の調査の平均額2万4682円から、2022年の調査では約1700円アップしています。
お小遣いが増加したことで貯蓄額は減少傾向
同じくSMBCコンシューマーファイナンス株式会社の2022年の調査によると、20代の貯蓄額は50万円以下と回答した人が最も多く、全体の44.7%を占めました。貯蓄額の調整平均は64万円で、2021年の調査の68万円から4万円も減少する結果となっています。
また、貯蓄額が0円と回答した人が2021年調査時の14.0%から17.5%と3.5%も増加しており、貯蓄ができていない人が増加傾向にあります。
リベンジ消費が起こると予測されている
上述したように2023年度は20代のお小遣いが増加する傾向がみられており、2023~2024年にかけてもこの傾向は続くと予想されます。
2020~2022年にかけて、新型コロナウイルス感染症の影響で、消費を控える人が急増しました。そこで、長期間続いた自粛生活の反動で、2022年後半からはリベンジ消費が起こるのではないかと予測されています。
特に、2023年5月8日からは新型コロナウイルスが5類に移行したため、消費行動がますます活発化するとみられています。
実際にゴールデンウィーク予算は増加
株式会社ウェブギフト運営のオフィスギフトによる、10~80代の男女407名を対象にした2023年の調査では、ゴールデンウィーク予算が「5000円以下」と回答した人は38%という結果でした。
2022年調査では「5000円以下」と回答した人が57%を占めていたことから、2023年はリベンジ消費により予算が増加したと考えられます。
アンケート調査の対象年齢は10~80代と広いですが、20代も予算を増やすという回答が多い結果となっています。20代のアンケートの回答では、「旅行に行く」「実家へ帰省して外食や買い物に行く」といった具合に、リベンジ消費をうかがわせる声が寄せられています。
2023年の傾向は増える消費と減る貯蓄
2023年はリベンジ消費が起こるといわれている一方で、物価上昇・光熱費の高騰が相次いで起こることが懸念されています。
20代のお小遣いの額が増えて貯蓄額が減っているという状況をみても、毎月一定の貯蓄をしておきたいところです。メリハリをつけて日頃の支出は抑えて、将来のライフイベントや自分へのごほうびに、予算を確保しておくとよいでしょう。
出典
SMBCコンシューマーファイナンス株式会社 20 代の金銭感覚についての意識調査 2023
SMBCコンシューマーファイナンス株式会社 20 代の金銭感覚についての意識調査 2022
株式会社ウェブギフト ゴールデンウィークの過ごし方についてアンケート調査(PR TIMES)
株式会社ウェブギフト コーポレートサイト
オフィスギフト公式サイト
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー