「お金がなくても貯金できる」方法とは?見直すべき支出と貯め方のコツ

配信日: 2023.06.09 更新日: 2024.10.10

この記事は約 4 分で読めます。
「お金がなくても貯金できる」方法とは?見直すべき支出と貯め方のコツ
長引く不況や、コロナ禍などの影響により、将来に向けての貯金の重要性が叫ばれています。ところが、貯金をしたいと考えていても、具体的にどうすればよいのか分からないとか、貯金を始めたものの、挫折してしまったという人も多いのではないでしょうか。
 
今回は、貯金することのメリットや、お金がなくても、無理なく貯金する方法、支出の見直し方などを紹介していきます。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

貯金をするメリット

将来発生するライフイベントの際に、急な出費であわてなくても済むということが、貯金の最大のメリットです。結婚・出産、住宅取得、子どもの教育資金、老後の生活費など、多額の資金が必要となる場合でも、貯金があれば、計画的に対応することができます。
 
これらのライフイベントにおける出費は、人生のライフプランを作成し、ある程度の発生時期を予想しておくことで、事前に準備することが可能です。また、病気や失職、予期せぬトラブルなどのように、予想ができない支出にも、一定の貯金があれば、安心できます。
 

無理なく貯金する方法

いきなり大きな額を、毎月貯金しようとしても、一時的な出費がかさむと、すぐに挫折してしまいます。無理のない貯金のコツを知り、お金を貯めるための考え方を身に付ければ、自分に合った貯金をすることができます。
 

貯金する目的や目標を持つ

貯金する目的や目標を具体的に定めておくと、モチベーションの維持に役立ちます。貯金の目的もあいまいなまま、余裕があるときに貯金しようという考えでは、継続できずに、貯金が困難になります。
 
なんのために、いつまでに、いくら貯めるかを、ある程度具体的にしておくと、意欲的に取り組めるようになります。
 

先取り貯金をする

先取り貯金とは、毎月の収入から一定額を、先に貯金しておく方法です。自己管理できるならば問題ありませんが、不安な方は、毎月、一定額を銀行の預金から自動的に引き落として、貯金してくれる自動積立預金や、勤務先の財形貯蓄制度を活用することを、おすすめします。多くの金融機関で、積立預金のサービスがありますので、チェックしてみましょう。
 

目的別に銀行口座を分ける

使用目的に応じて、複数の金融機関に、貯金用の口座を分けておくことも有効です。例えば、生活費用の口座、公共料金引き落とし用の口座、貯金用口座と、口座を分けることで、支出状況や目標金額の達成度が明確になります。貯金に対するモチベーションの向上にも、大きな効果が期待できます。
 

家計簿をつける

貯金を殖やすためには、まずは、現在の収支を正確に把握しておく必要があります。管理がしやすい家計簿を選ぶことで、より目標を達成しやすくなります。自分にとって、使いやすい家計簿を探してみましょう。
 

副業などで収入を増やす

副業は、勤務先との関係や、時間の制約などはありますが、収入を増やすためのひとつの手段です。無理なく続けるためには、自分に合った副業を選ぶことが大切です。特技や趣味があるのであれば、それを生かした副業にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
 

iDeCoやNISAなどで資産運用をする

銀行の預金は低金利のため、長期間預金をしても、利息はわずかです。より資産を増やしたいのであれば、老後の生活資金にもなるiDeCo(個人型確定拠出年金)や、NISA(少額投資非課税制度)などを活用することもおすすめです。
 
どちらも、少額から始めることができて、自動積み立ての仕組みを利用できることから、自然と、一定の資産形成が可能になります。ただし、投資の一種であるため、元本割れのリスクがあることも、よく理解しておく必要があります。
 

支出の見直し方法

収入を増やすことも大切ですが、支出を減らすことも、貯金には欠かせません。特に、毎月支払う固定費を見直すことで、大きな節約につなげることができます。
 
主な固定費は、住居費(家賃、住宅ローン)、水道光熱費、通信費(携帯電話)、保険料、自動車の維持費などです。これらの支出から、見直せるものがないかを確認して、適切な対処を行うことで、月々の支出を減らせます。
 
また、固定費の見直しに加えて、外食の回数を減らすとか、クーポンやセールやポイントアプリの有効活用、クレジットカードでの公共料金支払いといった、見直し効果の高い項目についても、それぞれ検討するとよいでしょう。
 

無理のない貯金のコツを知って必要額を貯めよう

自分の収入と支出を正確に把握して、目標金額を目指し、無理のない範囲で、毎月貯金することが最も大切です。
 
目標金額を具体的に定めて、家計支出の見直しを行ったうえで、将来のライフイベントに備えて、必要額を貯めることを目指しましょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

PR
FF_お金にまつわる悩み・疑問 ライターさん募集