シンプルだけど強力!自然とお金が貯まる「おつり貯金」のコツとは?
配信日: 2018.07.30 更新日: 2024.10.10
現金派もクレジットカード派もいると思いますが、今回は現金派でもクレカ派でも使える「おつり貯金」をご紹介します。
Text:下田幸彦(しもだゆきひこ)
ファイナンシャルプランナー(AFP)
ファイナンシャルプランナー・住宅ローンアドバイザー・証券外務員二種・FP事務所・青い森マネードクターズ 代表
青森県出身。大学卒業後IT企業に入社。金融系システム構築をきっかけにFP資格を取得。
保険ショップ店長、東証一部上場ハウスメーカー金融担当者を経て2016年独立。
10年にわたる保険業界と住宅業界の経験をもとに、保険などの金融商品を販売しない独立系ファイナンシャルプランナーとして顧客利益を重視した中立な立場のアドバイスを行っています。
個別相談を中心に企業や学校へのマネーセミナー、各メディアへのコラム執筆も担当。
FP事務所・青い森マネードクターズ公式運営サイト
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シンプルだけど強力な「おつり貯金」とは?
おつり貯金とは、日常生活の買い物で受け取る「おつり」を貯める貯蓄方法です。
例えば、スーパーやコンビニで800円(税引き)の買い物をした場合、お会計は864円(税込み)となります。(消費税8%で計算)お財布から1000円を出して会計をするとおつりは136円となります。
この136円はお財布に戻さずに貯金箱などに貯金します。この方法をふだんの買い物で実践します。現金派、キャッシュレス派それぞれみていきましょう。
現金派の「おつり貯金」のポイント
現金派のあなたがおつり貯金をする場合、大切なポイントがあります。そのポイントは、「おつり貯金に回すラインを決めること」です。
ふだんの買い物で受け取るおつりの金額は、こちらが支払った金額によって違いますよね。例えば、108円の買い物をして500円を出すとおつりは392円ですが、1000円出すとおつりは892円です。
おつりの全額を貯金に回してしまうと毎月最後にはお金が足りなくなり、結局貯金に手をつけてしまうという、無意味な結果になることも考えられます。
そこで、500円未満や100円未満のおつりは貯金に回すなどの「おつり貯金のマイルール」を決めましょう。
現金派の人はこれだけで自然と貯蓄ができるようになります。しかもお会計の時にお財布から10円や1円単位の小銭を数える手間が省けます。
キャッシュレス派の「おつり貯金」は専用アプリで
ふだんのお買い物はクレジットカード派のあなたも、「おつり貯金アプリ」を使うことでおつり貯金ができます。
おつり貯金アプリとはクレジットカード利用額の端数を疑似的なおつりとして計算し、専用口座から自動引き落としされるしくみです。おつり貯金アプリでは、「しらたま」「finbee」などが有名です。
ただし、筆者としては、アプリと連携している金融機関が少ないなど、気軽に使えるにはまだもう少しといった印象が残ります。
始めるなら少額、頻度の多い買い物からスタート
おつり貯金の特徴は、貯金している意識がない程度の少額の積み重ねにあります。
まさに「塵も積もれば山となる」です。ですから現金派もキャッシュレスのクレジットカード派も、おつり貯金を始めるなら少額の買い物で、利用回数が多いものからスタートすることをおすすめします。
例えば、スーパー、ドラッグストア、コンビニなどの買い物で、おつりは100円未満(50円玉、10円玉、5円玉、1円玉)から始めてみてください。
きっと3カ月後にはおつり貯金で1つ楽しみが増えると思いますよ。
Text:下田 幸彦(しもだゆきひこ)
ファイナンシャルプランナー(AFP)/住宅ローンアドバイザー/証券外務員二種
FP事務所・青い森マネードクターズ 代表