更新日: 2023.06.23 家計の見直し

エコキュートを賢く利用する!最適な設定温度や節約術をご紹介

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

エコキュートを賢く利用する!最適な設定温度や節約術をご紹介
ほかの給湯システムと比較して、大幅にコスト削減ができると話題のエコキュート。エコキュートの人気メーカーPanasonicによると、月々の光熱費が、地域によって6分の1から3分の1ほどにカットできるようです。特に、使い方次第では、電気代を抑えることも。
 
今回は、エコキュートで最大限のコスト削減をするために、最適な温度設定や節約術をご紹介します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

エコキュートとは?

エコキュートは、エアコンなどに利用されているヒートポンプ技術を使って、お湯を沸かす給湯器です。大気中の熱をヒートポンプで圧縮して、少ない電力でお湯を沸かせるため、給湯にかかる電気代を大幅に削減できます。
 
エコキュートを使用する際は、基本的に電気代が安い夜の時間帯にお湯を沸かして、貯湯タンクに貯めていくため、非常に経済的です。
 
エコキュートの仕組みは、熱交換のエネルギー効率が非常に高く、実際に使用するエネルギーの、3倍以上のエネルギーを生み出します。再生可能な大気中の熱を使うエコキュートは、光熱費を節約できることに加えて、環境に優しいことも特長です。
 

エコキュートで節約するポイントは温度設定!

エコキュートで、より賢く光熱費を節約するには、温度設定に注意を払う必要があります。温度設定で注意したいのは、以下の2点です。
 

・タンクの温度設定

貯湯タンクのお湯の沸き上げ温度を、季節に応じて調整すると効果的です。例えば夏は、冬場に比べて水道水の温度が高くなります。そのため、タンク内の熱湯と水道水を混ぜて適温にするには、たくさんの水が必要になります。
 
夏場はタンクの温度設定を低めにして、たき上げ量も少なめに調整することで、無駄をなくして、電気代を節約できます。
 

・給湯温度

給湯温度は、50℃に設定することが最適だといわれています。
 
貯湯タンクから給湯配管を通ってくるお湯は、蛇口から出てくるときには、温度が3℃ほど下がるからです。それでも47℃は、若干熱いと感じられる温度設定ですが、混合水栓の蛇口で調整できます。十分な水圧が得られて、シャワーを使用する時間を短縮できます。
 

ほかにもある! エコキュートの節約術

エコキュートで光熱費を節約する方法は、ほかにもあります。
 

・たき上げは電力会社の深夜時間に合わせる

購入時は、深夜時間が「23時〜7時」に設定されています。これを、契約している電気料金プランの深夜時間と合わせて、電気代が安い時間帯に、お湯を沸かすようにしましょう。
 
電気代の高い昼間に、お湯を沸かすことがないよう、「湯切れ防止」機能などはオフにしておくこともポイントです。
 

・太陽光発電と組み合わせる

太陽光発電を導入していて、固定価格買取制度(FIT)の期間が満了して卒FIT(固定価格買取終了)を迎えた場合は、余った電力を自家消費することで、節約できます。この場合は、使用時間を夜間に限定する必要はなくなり、昼の時間帯でも、電気代を気にせずに利用できます。
 

エコキュートを賢く利用して電気代を節約しよう!

エコキュートは、熱交換の仕組みでエコにお湯を沸かせて、電気代の安い夜間に沸き上げることで、コストを抑えられる給湯器です。電気代を含めて、生活費が高騰する昨今、低ランニングコストのエコキュートを導入しようと考えている方は少なくないでしょう。
 
エコキュートを利用する際は、季節に合わせて、タンク内の湧き上げ温度を設定したり、給湯温度を50℃に設定したりして、最大限のコスト削減を目指しましょう。
 
※2023/6/23 内容を一部修正いたしました。
 

出典

パナソニック株式会社 Panasonic「低ランニングコスト」

 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

ライターさん募集