家計をイチから見直し!月々の支出を「2万円削減」する方法
配信日: 2023.07.04 更新日: 2024.10.10
この記事では、節約がうまくいかない人に向けて、家計の固定費の見直し方法や、見直す際のポイントを紹介し、月の支出を2万円削減する方法について解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
ファイナンシャルプランナー
FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。
編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。
FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。
このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。
私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。
家計の固定費と変動費
家計の支出項目には大きく分けて、固定費と変動費があります。家計の収支を正確に把握していないと、これらの支出を削減することはできません。ちょっとした工夫やコツを知ることで、節約の達人を目指しましょう。
固定費とは?
固定費は、毎月一定の金額で支出される費用です。家賃などの住居費、通信費、水道光熱費がその中心となります。クレジットカードや口座振替を利用している場合が多いため、注目されることは少ないかもしれません。
固定費を節約すると、長期的な支出削減が見込めるため、最も節約効果の高い費用項目です。
変動費とは?
反対に、毎日の生活において、支出する金額が増えたり減ったりするのが変動費です。食費、被服費、交際費などが主な項目となります。ある程度自分の意思で減額できるため、節約しやすいと感じがちです。
しかし、毎日の食費や生活必需品の節約は日々苦労が伴いますので、モチベーションの維持が難しい傾向にあります。
固定費の見直し・削減方法
こうして考えていくと、節約するには、最も効果の高い固定費から着手すべきといえます。では、具体的な項目ごとに見ていきましょう。
住居費(家賃)
賃貸物件に住んでいる場合、契約更新時のタイミングで値下げ交渉をするという方法があります。管理会社の担当者への相談や、大家さんに連絡して交渉します。
また、転居を検討することもおすすめです。手数料などがかかりますが、長期的に見れば家賃の総額を減らすことができます。
マイホームの場合は、繰り上げ返済や借り換えなどで有利になる方法はないか、検討してみましょう。
通信費
家族全員の携帯電話代を合計すると、数万円になることも少なくありません。大手キャリアから格安SIMに乗り換えれば、大幅な減額が可能です。
格安SIMだと通信速度が心配という方は、大手キャリアの中でも契約プランを見直すことで費用削減できる可能性があります。
光熱費
電気代、ガス代は、契約している会社やプランの見直しなどで費用を抑えることが可能です。電力会社によっては、お得な割引プランや、ガスやスマートフォンとのセット契約で料金が安くなるプランがある場合があります。
特に新規参入の会社は、独自のプランを打ち出している場合があるので、チェックしてみましょう。
保険料
保険は万が一のときに備える手段ですので、契約しないという手段は難しいかもしれません。特に、家族が増えていくと、必要となる保障内容も変化してきます。
そのため、見直しを行わない限り、継続的に保険料を支払うことになるので、ライフプランや働き方が変わったタイミングで、保障内容の見直しを行いましょう。状況に合わせて最適化しておくことが重要です。
固定費の見直しポイント
毎月発生する費用を見直すことで、効率的に節約効果を発揮するのが、固定費削減の大きなメリットです。このメリットを確実に受けられるようにするには、見直しのポイントを十分に理解することが大切です。
目標金額を決める
固定費の削減については、家族でよく話し合って優先順位をつけていくことが重要です。節約の目的や目標金額を決めて、ひとつひとつ取り組んでいきましょう。
生活の質を維持する
あまりに固定費の削減に固執し、すべてを一気に削減してしまうと、生活水準の維持が難しくなります。モチベーションを保ち、続けやすいように工夫しましょう。続けたい暮らし方や生活水準を明確にして、家族全員の協力が得られるような体制をつくることが望ましいといえます。
あらゆる費用を見直して月2万円の節約を達成しよう
家計の見直しに制約はありません。すべての支出が見直しの対象であると捉えて、節約に取り組んでください。節約効果が最も高いのは固定費ですが、変動費も含めたあらゆる支出を見直すことで、毎月2万円の節約を達成しましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー