「見える節約」で豊かな生活に!楽しく節約するコツとは?
配信日: 2023.07.11 更新日: 2024.10.10
今回は、そんな節約を楽しむコツを、分かりやすくご紹介します。楽しく節約をして、貯金も心も豊かになる生活に、チャレンジしてみてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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効果を可視化して節約を楽しむには?
固定費は、節約するなかでも負担が少なく、節約度合いも分かりやすい費用です。そのため、最初に見直すならば、固定費がおすすめです。節約の効果が目に見えるので、節約のモチベーションアップにもつながります。
そもそも固定費とは、水道代・電気代・ガス代・通信費や、漫画や新聞のサブスクリプションサービス(以下サブスク)といった、毎月、必ず支出があるもののことです。これらを、安いものに変更したり、不要なサブスクを解約したりすると、かなり節約できます。
例えば、アプリ内の1000円のサブスクを解約すると、1年で1万2000円の節約に。
次に、水道料金の例をみてみましょう。東京都水道局によると、シャワーを3分間流しっぱなしにするだけで、36リットルを消費します。水道料金は、立方メートル単位で計算され、1立方メートルは1000リットルになります。
これを前提に、シャワーを流しっぱなしにした場合の料金を、東京都23区の水道代で計算してみます。
まず、水道代の計算式は、
(基本料金1170円+従量料金)【メーター口径を20mmとする】×1.10(1円未満の端数は切り捨て)
になります。
下水道料金は、
東京都水道局の料金表に基づき算定した金額×1.10
になります。
毎日30分、シャワーを流しっぱなしで使用した場合、1日360リットルを使用することになります。1ヶ月を30日とした場合、1万800リットル、つまり、約10立方メートルの使用量になります。
1立方メートルから5立方メートルまでは、従量料金0円。6立方メートルから10立方メートルまでは、1立方メートルにつき22円かかります。
そのため、6立方メートルを超える量を計算式に当てはめると、
水道料金:(1170+22×5)×1.10=1408
となります。
下水道使用量は、水道使用量と同量と仮定して、計算します。0立方メートルから8立方メートルまでは、560円。9立方メートルから10立方メートルまでは、1立方メートルにつき110円かかります。
下水道料金:(560+110×2)×1.10=858
1408+858=2266
1ヶ月の水道代は、下水道代と合わせて、2266円。1年で、2万7192円になります。
もし、体を洗うときに、シャワーをこまめに止めて、15分の使用時間にできれば、従量料金がかからずに、基本料金内に収まります。つまり、サブスクを1件やめて、シャワーをこまめに止めるだけでも、年間2万円ほどの節約になるのです。
あくまでも一例ですが、少しの工夫で、大きな節約になることが分かります。
とくに、水道代や光熱費は、請求書や口座引き落としの額を見るだけで、節約による変化が分かりやすい費用です。可視化できて、分かりやすい節約は、今後につなげていきやすくなりますので、おすすめです。
楽しく節約するコツ
節約を続けるならば、なぜ節約をするのかを、決めておくとよいでしょう。目標のない節約は、つい「ちょっとくらいならいいか」という気持ちになってしまいます。
目標を決める
目標を明確にすることは、モチベーションアップにつながります。また、目標金額が分からないと「できる限り節約しなければ」という感覚が強くなって、続けにくくなってしまいます。なお、目標金額は、無理なくできる範囲に収めましょう。
節約した金額分を、貯金箱に入れるなどすれば、どれくらい節約したかが目に見えて分かります。見える節約は、モチベーションを保つことに役立ちますので、おすすめです。
ふるさと納税を利用する
ふるさと納税とは、自分の選んだ自治体に寄付をすることで、控除上限額以内ならば、実質的自己負担2000円で、所得税と住民税から原則として寄付金全額が控除され、また返礼品として、各自治体の特産品をもらえる制度のことです。返礼品は、食料品のイメージがありますが、日用品などを取り扱っている自治体も多いことをご存じでしょうか。
返礼品には、さまざまな種類がありますので、選ぶことも楽しい点が魅力です。
なお、確定申告、もしくは、ふるさと納税ワンストップ特例制度の申告を忘れると、ふるさと納税の控除が受けられませんので、注意しましょう。
無理のない範囲で
無理をして節約をすると、どんどん節約することがきつくなってきます。無理のない範囲でおこなうと、あまり苦しくならずに、長期的に楽しく節約できるようになります。
また、生活が苦しくなるほどに節約することは、やりすぎです。心にゆとりを持たせるためにも、ほどよい節約を続けましょう。
楽しい節約で豊かな生活に
苦しい節約は、なかなか続けにくいものですが、楽しい節約ならば、続けやすいものです。また、節約結果を可視化できるようにすると、モチベーションアップにもつながります。無理のない範囲で、節約にチャレンジしてみてください。
出典
東京都水道局 くらしと水道 節水にご協力を
東京都水道局 手続き・料金 水道料金・下水道料金の計算方法(23区)
総務省 ふるさと納税ポータルサイト ふるさと納税のしくみ ふるさと納税の概要
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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