みんなの貯蓄の目的って?年代別の貯金も大公開!

配信日: 2023.07.14 更新日: 2024.10.10

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みんなの貯蓄の目的って?年代別の貯金も大公開!
人は生きるうえで、結婚や出産、マイホーム購入などのお金が必要なライフイベントに、何度も出会います。また、大きな病気にかかったり交通事故に遭ったりと、不測の事態が起こった際に、突然、大金が必要になる可能性もあるでしょう。
 
そういった人生のプランにおいて、貯蓄は欠かせないものです。当記事では、貯蓄の目的や、貯蓄額の平均、また貯蓄の方法などをご紹介します。ご自身の今後のライフプランを考える際の、参考にしてください。
FINANCIAL FIELD編集部

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みんなの貯蓄目的とは?

漠然とした不安から、将来の資金計画を考えてみるものの、「どの程度の貯蓄額が必要なのか分からない」と、感じる方はいらっしゃるのではないでしょうか。
 
そこで、実際に貯蓄を行っている層の貯蓄目的をみて、ご自身の貯蓄理由について、具体的に考えてみましょう。
 

貯蓄目的ランキング トップ5

貯蓄の主な目的は、単身世帯、二人以上世帯で変化します。それぞれの貯蓄目的を、金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査」による、令和4年調査結果を基にみていきましょう。
 
単身世帯の貯蓄目的ランキングは、以下の通りです。
 

1位:老後の生活資金にあてるため
2位:病気や不時の災害のときに備えるため
3位:とくに目的はないが、金融資産を保有していれば安心なため
4位:旅行、レジャーの資金にあてるため
5位:耐久消費財(自動車、家具、家電等)の購入資金にあてるため
※2500世帯のうち、金融資産保有世帯

 
二人以上世帯の貯蓄目的ランキングは以下の通りです。
 

1位:老後の生活資金にあてるため
2位:病気や不時の災害のときに備えるため
3位:こどもの教育資金にあてるため
4位:旅行、レジャーの資金にあてるため
5位:とくに目的はないが、金融資産を保有していれば安心なため
※5000世帯のうち、金融資産保有世帯

 
この調査結果から、どの世帯でも、貯蓄の目的のメインは「老後への備え」といえます。将来のための貯蓄は、生きていくうえでの安心材料になると考えられるでしょう。
 

年代別! 貯蓄額をチェックしよう

貯蓄額は、主に年代と世帯人数によって、変動します。下記の表1で、ご自身の貯金額と比較して、貯蓄の目標額を考えてみるといいかもしれません。
 
<表1>

 

年代 単身世帯 二人以上世帯
平均値 中央値 平均値 中央値
20代 176万円 20万円 214万円 44万円
30代 494万円 75万円 526万円 200万円
40代 657万円 53万円 825万円 250万円
50代 1048万円 53万円 1253万円 350万円
60代 1338万円 300万円 1819万円 700万円
70代 1433万円 485万円 1905万円 800万円

※金融融資をしていない世帯を含む
※金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査」(令和4年)[二人以上世帯調査]・[単身世帯調査]を基に筆者作成
 
20代から30代に上がるにつれて、二人以上世帯の貯蓄の中央値が、大幅に上昇しています。これは、家庭を持ち、子育てなどを視野に入れはじめたからと、考えられるでしょう。
 
また、50代・60代では、収入の上昇や退職金などもあり、少し余裕がみられる時期になるのかもしれません。
 

具体的な貯蓄方法

「貯蓄をする!」と意気込んだものの、銀行預金だけでは、老後に安心できるほどの資金は貯められないかもしれません。そういった場合には、「貯蓄型保険」「つみたてNISA(少額投資非課税制度)」「iDeCo(個人型確定拠出年金)」などのさまざまな方法で、貯蓄を計画的に行うとよいでしょう。
 

貯蓄型保険

貯蓄型保険とは、毎月の掛け金によって、保障を得ながらも、貯蓄もできる保険を指します。保険料の一部が積み立てられて、満期時や解約時に、お金が受け取れる点が「掛け捨て型保険」とは異なる大きなメリットになります。
 

つみたてNISA

つみたてNISAとは、少額からの長期・積み立て・分散投資(低リスクで行う投資)を支援するための非課税制度で、投資初心者にとって、利用しやすい仕組みが特徴です。掛け金は「年間40万円まで」と決まっており、月々最大3万3333円を掛けられます。
 

iDeCo

iDeCoとは、自身が拠出した掛け金を、自身で運用して資産を形成する、非課税の年金制度です。65歳になるまで、掛け金を拠出できますが、60歳以降にならなければ、給付金を受け取れないことが注意点になります。
 

具体的な貯蓄目的と貯蓄額を設定しよう

年代によって、貯蓄額は当然変わるものの、貯蓄目的は、世帯を問わず、圧倒的に「老後への備え」であることが分かったと思います。そのうえで、自身の世代の貯蓄額を参考にしつつ、具体的な金額設定を考えれば、今後の貯蓄もスムーズにできるでしょう。
 
今の貯蓄は少ないかもしれない……と感じた方は、銀行預金だけではなく、つみたてNISAやiDeCoを検討するのもよいかもしれません。将来のために、お金のプランを立ててみるとよいでしょう。
 

出典

金融広報中央委員会 知るぽると
家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査]令和4年調査結果
単純集計データ
各種分類別データ 4 金融資産保有額(金融資産を保有していない世帯を含む)
家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査]令和4年調査結果
単純集計データ
各種分類別データ 4 金融資産保有額(金融資産を保有していない世帯を含む)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
 

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