更新日: 2024.10.10 その他家計
夏のシャワーは「36度」で大丈夫? これまで「40度」にしてたけど、ガス代はどう変わる?
そこで今回は、夏のシャワーの適温は何度なのかを解説していきます。また、冬に設定していた40度と比べると、ガス代にどのくらいの差があるのかも紹介しますので参考にしてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
ファイナンシャルプランナー
FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。
編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。
FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。
このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。
私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。
36度で大丈夫? 夏のシャワーの適温を解説
結論からいうと、シャワーの適温は37~39度であり、36度は設定温度として低すぎます。これは、シャワーの温度が36度以下になると、体の汚れや油分が落ちにくくなるのが理由です。特に髪の毛の場合、頭皮の汚れがよく落ちずにベタつきが残ったままになってしまいます。
逆に、シャワーの温度を40度以上にすると、髪の毛に必要な皮脂まで流してしまうのです。そのため、頭皮が乾燥しやすくなり、フケやかゆみが発生する原因になります。どうしても40度以上でシャワーを使いたいなら、浴び始めるときは40度以下に設定しておき、髪を洗い流したあとに温度を上げるようにするとよいでしょう。
また、いくら夏で暑いからといっても、水でシャワーを浴びるのは避けたほうがよいとされています。というのも、体や髪の汚れが落ちにくいのはもちろんですが、それ以外にも「心臓にストレスを与えやすい」「疲労やストレスの原因になりやすい」などのデメリットがあるためです。
ほてった体に急に冷たい水をかけると血管が収縮し、心臓に負担がかかります。それに、水を浴びると体温が下がり、中枢神経を過剰に反応させることになるのです。そのため、必要以上に体温を上げようとして汗をかき、脱水症状を起こして体が疲労を感じやすくなります。特に、高齢者や心臓に疾患がある人は注意してください。
ガス代の差ってどのくらい? 冬の40度と比べてみた結果を紹介
一般的なボイラーで、冬に40度のシャワーを15分間使った場合のガス代は、約87.4円です。つまり、1ヶ月として30日間使用すると、87.4円×30日で約2622円となります。
都市ガスの場合、シャワーの温度を1度下げると、15分で約3.5円の節約が可能です。設定温度を40度から夏のシャワーの適温である37度にすると、3.5円×3度で1日約10.5円の節約ができます。1ヶ月だと10.5円×30日で約315円です。
仮に年間を通してシャワーを37度で使えば315円×12ヶ月となり、40度で使うよりも約3780円の節約ができます。シャワーを使う家族が3人いれば3780円×3人で、1年間で1万1340円もの節約になるのです。
ちょうどよいシャワーの温度を設定して健康的に夏を過ごそう
寒い冬には高めに設定していたシャワーの温度も、暑い夏になれば低くしたくもなるでしょう。シャワーの温度は1度でも下げたほうがガス代は節約できます。シャワーの温度を下げれば、ほてった体も気持ちよく冷えるうえにガス代の節約にもなります。
ただし、あくまでも適温内が推奨されます。体や髪に悪影響を与えるまで下げるのは避けたほうがよいでしょう。暑い夏にちょうどよいシャワー温度を設定して、ガス代を節約しながら健康的に夏を送りましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー