更新日: 2023.07.22 その他家計

猫がいるなら「エアコン」はつけっぱなしにすべき? 「電気代」はどれだけかかる?

猫がいるなら「エアコン」はつけっぱなしにすべき? 「電気代」はどれだけかかる?
猫と一緒に生活している人にとって、猫の健康と快適さは最優先事項です。特に、気温が上昇する季節には、エアコンの使用を検討することが重要になります。しかし、エアコンをつけっぱなしにするべきかどうかは、猫の個別の状況や健康に関わる要素を考慮する必要があります。
 
また、つけっぱなしにする場合、エアコンの「電気代」も気になるところです。そこで今回は、猫のためにできるエアコン使用のポイントを紹介します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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猫は体温調節が苦手? 猫が快適に過ごせる温度

猫の体温調節の仕組みは基本的に人間と同じです。ただ、人間とは違って猫は汗をかかないため、暑さや寒さに対する耐性は一定程度あるものの、体温調節自体はあまり得意ではありません。特に暑い環境や高温にさらされると、熱中症のリスクが懸念されます。そのため、夏場はエアコンを適宜使用して、室内の温度を快適な範囲に保つことが大切です。
 
気温によっては、就寝時や外出時などもエアコンをつけっぱなしにして、室内の環境を整えてあげるのが猫の健康にとって重要です。猫が快適に過ごせる温度は、短毛か長毛かによっても異なりますが、目安としては25~26℃程度です。室温がそれ以上の場合はエアコンを使って室温を調節すると良いでしょう。
 

猫のためにエアコンをつけっぱなしにしたら電気代はいくらになる?

猫のためには、なるべく室温が一定になるよう、エアコンをつけっぱなしにしておくことが推奨されます。ただ、つけっぱなしにした場合に気になるのが電気代です。エアコンの電気代は機種や使用環境などによって変動しますが、一般的な6畳用のエアコンの場合だと、消費電力は500W前後になります。
 
電気代の算出方法は、「消費電力(KW)×使用時間×電力単価」で求められるので、消費電力500Wのエアコンと仮定して計算してみましょう。
 
消費電力500Wは、KWに換算すると0.5KWとなります。また、電力の目安単価は「全国家電電気製品公正取引協議会」が提示している「31円」という金額を参照します。計算式は「0.5KW×24時間×31円」です。
 
すなわち、消費電力500Wのエアコンを1日使用したら、電気代は372円となります。1ヶ月連続使用したとすれば、372円×31日=1万1532円です。
 
もちろん、この金額は目安であって、実際の電気代は必ずしもこの金額の通りになるわけではありません。また、10畳用や20畳用など、エアコンの機種によってはさらに電気代が高くなる点にも留意が必要です。
 

エアコンの効き過ぎには注意! 猫にとって快適な環境を確認しよう

猫のためにはなるべくエアコンで室温を調節したいところですが、エアコンを効かせ過ぎると、かえって猫の健康に害を与えてしまう場合もあります。人間も外気と室内の温度差が激しいと、自律神経に不調をきたしやすくなりますが、同じように、猫も外気温と室温に差があり過ぎると体調を崩してしまうことがあります。
 
また、猫の種類や体質、個体差などによって、適切な温度は異なります。そのため、猫の行動や様子をよく観察し、エアコンの設定温度が猫にとって快適な範囲であるかどうかをしっかり確認しましょう。猫がエアコンの近くでくつろいだり、避けたりする場合は、設定温度の微調整が必要かもしれません。
 

猫の状態を見極めて適切にエアコンを使おう

猫のためには、エアコンを使用して適切な室温に整えることが大切です。ただ、猫の種類や個体差によって、適切な室温は変わってきます。一般的には25~26℃程度がエアコンを使う目安とされますが、愛猫をしっかり観察したうえで実際にエアコンを使いましょう。電気代が心配なら、扇風機やサーキュレーターを併用して、空気を効率的に循環させるもひとつの手です。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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