更新日: 2023.07.20 家計の見直し

値上がりが続くガソリン代にやきもき…。無理なく節約する方法ってあるの?

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

値上がりが続くガソリン代にやきもき…。無理なく節約する方法ってあるの?
2023年7月3日時点でレギュラーガソリンの全国平均小売価格が、1リットルあたり172.5円で7週連続値上げとなったことで話題となりました。地方に住んでいる方は、車が生活必需品である場合も多く、ガソリン代の値段に戦々恐々している人も多いのではないでしょうか。
 
5人家族のAさんもその一人で、ガソリン代が「上がるのが当たり前」な雰囲気のなか、子どもの送り迎えや通勤、家族でのレジャーなどで車を運転する機会が増える一方という状況に半ば諦め状態のようです。
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執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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車2台で月4万円程度の維持費は高い? 安い?

Aさんの家ではワゴン車1台、軽自動車1台を所有しており、主にAさんがワゴン車、Aさんの妻が軽自動車を運転しています。Aさん夫妻は共働きで、車は通勤にも使う貴重な「足」だということです。
 
駐車場は自宅にあり、車の維持費の内訳はガソリン代と洗車代で、2台合わせて月に4万円程度。ただ、年々維持費が上がっている気がするため、「最近は家からは近くはないのですが、最安のガソリンスタンドを利用するようにしています。距離が遠いのでガソリンがなくなるギリギリまで調整しています」と、維持費を下げるための工夫をしているようです。
 
総務省の「家計調査報告(家計収支編)」によると、ガソリン代を含む「交通」と「自動車等関係費」で2022年の一世帯あたりの支出平均はおよそ月2万9000円です(※)。もちろん、所有する車の台数や地域によって異なるため一概には言えませんが、これと比較すると、Aさんのケースは「高め」と考えられます。
 

ガソリン代高騰の対応策は?

原油価格が安くなる見通しが立たないなか、対策をしなければガソリン代に家計を圧迫されていきます。無理なく節約できる方法はあるのでしょうか。考えられる解決策3つを見ていきましょう。
 

遠くのガソリンスタンドには行くべきか

遠くても安いガソリンスタンドに行くべきか否かは、ガソリン価格と走行距離のバランスによります。距離が遠い場合、安いガソリンを求めて余計な燃料を消費してしまう可能性があるため、近場の少し高めのスタンドを利用するほうが、結果的には経済的ということもあるのです。そのため、消費するガソリンを計算して、どちらを利用するか検討するとよいでしょう。
 

ガソリン代の節約方法

ガソリン代の節約方法としては、「無駄な運転を避ける」「タイヤの空気圧を適切に保つ」「エンジンのメンテナンスを定期的に行う」などの方法があります。また、エコドライブを心掛けることも重要です。急加速や急ブレーキは燃費を悪化させるため、適切な速度でゆっくりと運転することがおすすめです。
 

ガソリン代だけでなく家計全般の見直しにも注目

節約を考えるのであれば、ガソリン代だけに注目するのではなく、家計全般の節約にも注意を払う必要があります。例えば、保険料やスマホ、住宅ローンなど固定費の見直しにより、年間で大きな節約が可能になる場合もあります。
 
また、車についても、定期的な車検やメンテナンスをしっかり受けることで、予期せぬ修理費用がかからない可能性が高くなります。全体的な視点での節約が、長期的には大きな経済効果をもたらすことを理解しておきましょう。
 

まとめ

ガソリン代の高騰は避けられない事実です。対応しないと家計は圧迫されたままになり、それが長期的に続くと、教育資金や老後資金の準備に影響を及ぼすことも考えられます。そのため、早い内に今回見てきたような対応策を講じて、ガソリン代の節約、さらには家計全体の節約をしていくことが大切になります。
 

出典

(※)総務省 家計調査報告(家計収支編)2022年平均結果の概要
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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