更新日: 2023.07.31 家計の見直し

【光熱費高騰】世帯人数別の平均はどのくらい? 電気・ガス・水道の節約方法は?

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

【光熱費高騰】世帯人数別の平均はどのくらい? 電気・ガス・水道の節約方法は?
光熱費の高騰によって家計が圧迫されていると感じている人もいるのではないでしょうか。生活をする際に必要なエネルギーなので、できるものなら使用する量を変えたくないと考える人も多いことでしょう。
 
本記事では、光熱費について世帯人数別の平均額はどのくらいなのか、電気代、ガス代、水道代の節約方法について解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

光熱費とは?

光熱費とは、生活をするのに欠かせないエネルギーを使用する際にかかる費用のことです。電気代・ガス代・水道代・灯油代といった、普段の生活の中で身近な費用が光熱費として取り扱われます。
 
「毎月の水道料金の高さが負担になっている」「暖房や冷房を使いすぎたら今月の電気代が高かった」というように、利用した分だけ費用が高くなる仕組みです。
 

光熱費の平均額はどのくらい?

総務省の家計調査では、単身世帯と総世帯別に光熱費の平均額を発表しています。単身世帯の光熱費の平均額を図表1、総世帯の光熱費の平均額を図表2でまとめているので参考にしてみてください。
 
【図表1】

単身世帯の平均 単身世帯34歳以下 単身世帯35~59歳 単身世帯60歳以上 単身世帯65歳以上
光熱費 1万3098円 9272円 1万2352円 1万4959円 1万5014円
電気代 6808円 4768円 6662円 7670円 7699円
ガス代 3331円 2979円 3318円 3473円 3466円
他の光熱費 843円 36円 435円 1365円 1376円
上下水道料 2116円 1488円 1937円 2450円 2473円

 
【図表2】

総世帯の平均 世帯人員1人 世帯人員2人 世帯人員3人 世帯人員4人 世帯人員5人 世帯人員6人以上
光熱費 2万398円 1万3098円 2万2037円 2万5657円 2万6577円 2万9160円 3万4291円
電気代 1万559円 6808円 1万1307円 1万3157円 1万3948円 1万5474円 1万7869円
ガス代 4547円 3331円 4900円 5555円 5427円 5506円 6156円
他の光熱費 1202円 843円 1600円 1445円 1005円 1052円 1232円
上下水道料 4091円 2116円 4229円 5500円 6196円 7128円 9033円

 

光熱費を節約する方法とは?

光熱費を節約する方法を電気代・ガス代・水道代別に解説します。節約は決して難しくありませんが、継続することはなかなか難しいです。数日で節約をやめてしまったり、気付いたら節約の意識がなくなっていたりするケースも珍しくありません。
 
光熱費を1ヶ月または1年間につき、どのくらい節約したいといった目標を立てるなどしてみてください。そのうえで、いくつかの節約方法を取り入れ、継続することを心がけましょう。
 

電気代を節約する方法

電気代を節約するのに有効な方法は以下のとおりです。

・使わない家電製品のコンセントを抜く
・照明はこまめに主電源からオフにする
・契約アンペア数を変更する
・電力会社の見直しをする
・冷蔵庫の食品を詰め込みすぎない
・省エネ性能が高いエアコンを使用する
・エアコンの設定温度は夏28℃、冬は20℃を目安にする

特に電力会社の変更は高い節約効果を期待できるでしょう。電力会社によって料金設定が異なるため、今よりも安い会社と契約をすればその分だけ光熱費を抑えられます。
 

ガス代を節約する方法

ガス代を節約したい場合は、以下の方法を取り入れてみましょう。

・家族がいる場合は入浴時間を合わせて追い焚きや保温の時間を短縮する
・シャワーの時間は15分を目安にする
・調理の際は強火の使用を避けて電子レンジなども活用する
・食器を洗う際にお湯を使用する場合は設定温度をできる限り低くする

少しでもガスの使用を減らすことが節約の近道です。家族間で入浴や調理をする際のルールを話し合うなどしておくとよいでしょう。
 

水道代を節約する方法

今すぐにでもできる水道代を節約する方法は以下の4点です。

・浴槽の残り湯を洗濯や掃除、洗い物などで再利用する
・節水シャワーヘッドを購入する
・水道水を出しっぱなしにしない
・洗濯はできるだけまとめて行う

よくありがちなのが、シャワーのときや洗い物をする際に水道水を出しっぱなしにすることです。特にシャワーの水を止めずに利用した場合、15~20分で浴槽に水を張るのと同等の量を使用します。水を止めるようにする、洗面器に水を張るといった対応をして、水道代の節約につなげてみましょう
 

光熱費の節約は日々の積み重ねが大切

電気代・ガス代・水道代といった光熱費の節約を検討してみたものの「節約できる額なんて少額だから」と考えて、途中で断念する人もいることでしょう。光熱費の節約は、すぐに結果が出ません。毎月、数百円や数千円といった金額を積み重ねていかないと、目に見える節約効果は出ないでしょう。
 
一度に複数の節約をするのではなく、まずはできることから始めてみてください。さらに節約の意識が芽生えたり、もっと節約できそうだと感じたりしたら、複数の節約方法を併用してみるとよいでしょう。
 

出典

総務省 家計調査 家計収支編 総世帯 詳細結果表
総務省 家計調査 家計収支編 単身世帯 詳細結果表
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

ライターさん募集