更新日: 2024.10.10 家計の見直し
【夏の冷房】エアコンの電気代が数千円安くなる!? 製品の選び方と使い方
本記事では、夏場にエアコンの電気代を抑えるための方法を紹介していきます。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
ファイナンシャルプランナー
FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。
編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。
FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。
このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。
私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。
家庭における夏の電気の使用割合はエアコンが約4割
経済産業省の「省エネ・節電メニュー」によると、家庭における夏の点灯帯(19時頃)の電気の使用割合は、エアコンが38.3%を占めています。気温が上がるなかで、家の中で快適に過ごすためにはエアコンが欠かせません。
しかし、昨今の物価上昇の影響で、電気代を節約したいと考えている方も多いでしょう。
効率よく電気代を節約するためには、エアコン代を抑えることが非常に重要です。さまざまな工夫を凝らして家を冷却し、エアコンの使用量を抑えることで、家計の状況を改善できるでしょう。
エアコン代を安く抑える方法
エアコン代を安く抑えるためには、製品を選ぶことやエアコンの使用量を抑えることが大切です。
以下で、夏場にエアコン代を安く抑える方法を解説します。
買い替える
冷房効率の高いエアコンや省エネ性能が高いエアコンに買い替えることで、電気代を節約できる可能性があります。
一般財団法人家電製品協会の「2023 スマートライフおすすめBOOK」によると、10年前のエアコンと最新式のエアコンを比較した場合、消費電力量が15%削減できる効果が見込まれ、年間で約4000円の節約効果が得られます。
設定温度を高めにする
エアコンの設定温度を高めにすることで、消費電力を抑えて電気代も節約できます。
一般財団法人省エネルギーセンターの「家庭の省エネ大事典」によると、外気温度が31度のときに、エアコンの設定温度を27度から28度にすることで、年間約670円の節約効果が期待できます。
フィルターの清掃を行う
こまめにエアコンのフィルターを清掃することも、エアコン代を節約できる効果を得られます。フィルターが目詰まりしていると冷房効果が落ちてしまい、電力消費量が増えるためです。
政府広報オンラインによると、6畳用のエアコンのフィルターを清掃した場合、年間約860円の節約効果が期待できます。
カーテンを閉める
夏場の熱気の多くは、窓や扉などの開口部から家に入ります。カーテンなどを活用して外部からの熱を遮断することで、室内温度の上昇を防ぐ効果が期待できます。カーテン以外にも、ブラインドを閉めたり断熱フィルムを貼ったりすることでも、室内の温度上昇を抑えることが可能です。
室内温度の上昇を抑えられれば、エアコンの使用量を抑えられるでしょう。
空気を循環させる
扇風機などを使って空気を循環させれば、エアコン代を抑えることが可能です。空気は「温度が高いときは上」「温度が低いときは下」へ行く性質があります。部屋の上部の気温が高く、下部の気温が低い場合、エアコンは上部の暖かい空気を吸い込んで必要以上に部屋を冷やすことがあります。
エアコンの風向を調整し、扇風機を有効活用すれば、部屋の温度差がなくなるため必要以上に部屋を冷やすことはありません。
まとめ
夏になると、電気代の高騰に悩まされている家庭も多いでしょう。エアコンは、夏場は家庭の電気使用の大半を占めているため、エアコンの使用電力を抑えられれば電気代も節約できます。
本記事で紹介した内容のように、少し工夫をすることで、快適にエアコンの冷房効果を得つつ電気代を抑えることが可能です。特に、近年は物価の上昇が続いていることから、少しでも家計を楽にしたい場合はエアコンの使い方を見直してみましょう。
出典
経済産業省 夏季の省エネ・節電メニュー
一般財団法人家電製品協会 2023 スマートライフおすすめBOOK
一般財団法人省エネルギーセンター 家庭の省エネ大事典
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー