更新日: 2024.10.10 貯金

ようやく子どもが独立したと思ったら「貯金」がほぼない…子育て世代のお金事情と50歳代から始める貯蓄術をご紹介

ようやく子どもが独立したと思ったら「貯金」がほぼない…子育て世代のお金事情と50歳代から始める貯蓄術をご紹介
「老後のために貯金をしたいけれど、子育て中は何かとお金がかかって余裕がない!」と、悩んでいる方もいらっしゃるでしょう。
 
子育て世代には、子どもの教育資金はもちろん、自分たちの老後資金も貯めなくては……と、思うようには貯金ができずに、焦りを感じている人は少なくありません。
 
そこで今回は、子育て世代のお金事情をまとめました。また、子どもが独立したあとの、50代から始める貯蓄術もご紹介します。
FINANCIAL FIELD編集部

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子育て世代では「貯蓄なし」が第3位との結果に!

株式会社小学館が運営する育児メディア「HugKum」は、子育て世代のお金事情についてのアンケート調査を行いました。上記調査での、「家庭の貯蓄額はいくらか」の問いに対しての回答は、以下の通りです。

1位:100~200万円未満(21.5%)
2位:1000万円以上(17.6%)
3位:貯蓄はない(14.4%)
4位:200~300万円未満(11.8%)

貯蓄額の1位と2位の間には、大きな金額の差が見られ、二極化傾向にあることが分かります。さらに、「貯蓄はない」との回答が3位となっており、子育て中に、思うように貯蓄ができていない家庭は、少なくないことが明らかとなりました。
 
子育て中に、貯金できるか否かは、年収はもちろん、子どもの数や、ライフスタイルが大きく影響します。
 
同調査にて、持ち家(戸建て)を購入している家庭は、53.6%であることが判明。ローンの返済が始まることも、なかなか貯蓄を殖やせない理由の一つかもしれません。
 

子育てが一段落した50代の平均貯蓄額

子どもが独立して、ようやく貯金ができる余裕が生まれる50代。金融広報中央委員会のデータから、平均貯蓄額はいくらなのかを見てみましょう。
 
金融資産保有世帯における50代の平均貯蓄額は1684万円、中央値は810万円です。なお平均値は、貯蓄額の大きい世帯に数字が引っ張られるため、中央値を参考にするとよいでしょう。
 
上記の数字を見ると、金額が大きいように感じる人もいるかもしれません。子育て中に思うように貯金ができなかった場合は、子育てが、一段落してからが勝負です!
 
具体的な資金計画を立てて、計画的に貯金しましょう。
 

子どもが独立した50代から始める貯蓄術

子育てが落ち着いてから、本格的に貯金を始める人も珍しくありません。
 
確実に貯蓄額を殖やしていくには、以下のポイントを意識しましょう。

●現在の家計を見直して、無駄をなくす
●自分たちに合った資金計画を立てる
●定期預金で、毎月決めた額を貯める
●投資信託や株式投資などを活用して、資産を殖やす

まずは、現在の家計を見直して、経済状況を把握しましょう。そこから、節約できる部分を見つけて、無駄な出費を減らします。
 
さらに、将来、自分たちにいくら必要なのかを計算して、具体的な資金計画を立てます。貯金の目標額を明確にすることで、計画的に貯金できるでしょう。定期預金などで、毎月一定額を貯蓄に回すことも効果的です。
 
ほかには、投資商品を購入・運用して、資産を殖やすことも、方法の一つです。しかし投資には、専門知識が必要であり、元本割れなどのリスクも存在するため、注意しましょう。
 

ライフイベントを見越した資金計画を立てよう

子育て中は、教育費にお金がかかり、思うように貯金ができない人も少なくありません。
 
そのため、子どもが独立してから、貯金を始める人もいるでしょう。その場合は、将来、自分たちにはいくら必要になるのかを明確にして、計画的に貯金することが大切です。
 
もし、現在、子育て真っただ中であれば、今から、お金がかかる時期やライフイベントを見越して、余裕を持った資金計画を立てておくとよいでしょう。
 

出典

株式会社小学館 HugKum 【緊急調査】子育て世代のお金事情|年収や貯蓄、食費はいくら?教育費や保険はどうしてる?
金融広報中央委員会 知るぽると 家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和4年)各種分類別データ 3 金融資産保有額(金融資産保有世帯)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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