ガソリン代が高騰しているので不安です。猛暑のなか、節約できる方法はありますか?

配信日: 2023.08.23 更新日: 2024.10.10

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ガソリン代が高騰しているので不安です。猛暑のなか、節約できる方法はありますか?
ガソリン代が高騰しているなか、猛暑になってますます不安を感じている人もいるのではないでしょうか。車の運転においても、猛暑に対処するためにエアコンを使う必要があり、ますますガソリン代がかかるでしょう。
 
そこで本記事では、猛暑のなかでも、ガソリン代を節約できる方法を解説していきます。猛暑に負けずにガソリン代を節約するために、ぜひ参考にしてください。
FINANCIAL FIELD編集部

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エアコンの使い方を工夫してみよう!

カーエアコンは、車の電装品のなかで、もっとも燃費に影響するといわれています。環境省によると、車内の設定温度を25度にしてエアコンをつけっぱなしにした場合、12%燃費が悪化するとのことです。しかし、エアコンの使い方を工夫することで、燃費を改善してガソリン代の節約につなげることができます。
 
工夫の方法には、「運転前にしばらく窓を開けておく」「発進するときにはエアコンを切る」「走行中はエアコンの出力を下げる」の3つがあります。
 
運転前にしばらく窓を開けておくのは、車内が高温のままエアコンを使うと非常に燃費が悪いためです。しばらく窓を開けて空気を入れ替えるだけで、エアコンを効率よく使うことができます。発進するときにエアコンを切ったほうがよいのは、ガソリンを無駄に消費しないためです。
 
車は、走っているときよりも、止まっている状態から発進させるときのほうが大きなエネルギーを必要とします。そのため、発進時にエアコンを入れておくと、余計にガソリンを消費してしまうのです。走行中にエアコンの出力を下げるのは、出力が最大のままだと燃費が10~20%ほど悪くなるためです。風量が強くなるほどコンプレッサーも高負荷になるため、よりガソリンを消費します。
 

燃費を向上させる工夫をしよう!

猛暑にかぎらず、常に燃費を向上させる工夫をすることで、ガソリン代を節約することが可能です。その工夫には、「空気圧をこまめにチェックする」「重い荷物を積んだままにしない」「長時間アイドリングさせない」があります。また、「アクセルワークをなめらかにする」「停止位置を予測して早めにアクセルを戻す」も、燃費を向上させるのに有効です。
 
タイヤの空気圧が、燃費に与える影響は小さくありません。例えば、空気圧が基準値よりも50kPa(4分の1くらい)低下したタイヤは、市街地で約3%、高速道路で約5%、燃費が悪化します。重い荷物を積んだままにしておくのも、燃費悪化の原因です。
 
普段使わないゴルフバッグなど、無駄な荷物を110kgおろすだけで、市街地や高速で約3%、郊外なら約5%燃費が向上します。車をすぐに発進しない場合は、エンジンをアイドリング状態にせず、切っておきましょう。例えば、人を待っているときや荷物の積みおろしの場合などです。これを実践することで、市街地で約14%もの燃費の向上が確認されています。
 
アクセルワークは、急発進・急加速を避け、なめらかさを心がけましょう。なぜなら、急にアクセルを踏み込むと、ガソリンを大量に消費するためです。具体的には、「ふんわりアクセル」を実践します。
 
発進時に一呼吸おいて、ゆっくりとアクセルを踏み込むようにするのです。雪道発進をイメージすると分かりやすいでしょう。これにより、市街地では13%の燃費が向上しているのです。
 
走行時には、前車の挙動にブレーキで対応しなくともよいだけの十分な車間距離をとり、可能なかぎり一定の速度を維持できるようにしましょう。その結果、市街地では約1%、高速道路では17%もの燃費の向上が確認されています。
 
停止するときに早めにアクセルを戻すのは、エンジンのフューエルカット機能を利用して燃費を向上させるためです。ガソリンが燃焼されなくなり、燃費の向上につながります。実際に、市街地で約3%、郊外で約4%燃費が向上しています。
 

ガソリンの節約法を実践して不安を解消しよう

猛暑のなか、高騰するガソリン代を節約するために、エアコンの使い方を工夫したり、燃費を少しでもよくしたりする方法を解説してきました。結果を出すためには、1回だけやって終わりにせず、継続していくことが大切です。正しいやり方を続けていくことで、ガソリン代の節約につながりやすくなり、不安を少しずつ解消することができるでしょう。
 

出典

一般財団法人省エネルギーセンター(ECCJ) 燃料消費の少ない運転操作

環境省 エコドライブ10のすすめ

一般財団法人省エネルギーセンター(ECCJ) 省エネ運転効果の目安

一般社団法人日本自動車連盟 (JAF) 減速時のエコ運転術(誰でもできるエコ運転術)

 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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