更新日: 2023.08.28 その他家計

夏なのに「冷蔵庫」が冷えずに困る! どんな対策をすべき? 節約術についても解説

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

夏なのに「冷蔵庫」が冷えずに困る! どんな対策をすべき? 節約術についても解説
今年の夏も猛暑日が続き、冷たい飲み物や食べ物を口にする機会も多かったと思います。しかし「冷蔵庫で冷やしていた飲み物や食べ物がすぐに冷えない」といった経験をした人もいるのではないでしょうか?
 
そこで本記事では、冷蔵庫が冷えない理由について解説していきます。冷蔵庫の節約術についても紹介するので参考にしてください。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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冷蔵庫内が冷えない理由

冷蔵庫内が冷えない理由には「ドアの開閉時間が長い、開閉回数が多い」「物を詰め込みすぎている」「熱いものを冷まさずに入れている」「冷蔵庫と壁の距離が近い」など複数の原因が挙げられます。
 

ドアの開閉時間が長い、開閉回数が多い

ドアの開閉時間が長いと冷気が外に漏れてしまうため、冷蔵庫内が冷えません。また、開閉回数が多いことも同様に冷気が外に漏れる原因となります。ドアの開閉回数が多いことは消費電力の多さにも比例します。冷蔵庫のドアの開閉を50回した場合と25回の場合を比べると、消費電力は6%も前者のほうが多いようです。
 

物を詰め込みすぎている

物を詰め込みすぎているケースも、冷蔵庫内が冷えない理由の1つです。冷蔵庫は冷気を循環させることで冷蔵庫内の温度を下げ、温度を一定に保っています。そのため、物を詰め込みすぎていると冷気が循環しにくくなるので、温度が下がりにくくなるのです。設定温度より庫内の温度が高くなってしまうと、温度を下げようと消費電力も多くなってしまいます。
 

熱いものを冷まさずに入れている

熱いものを冷まさずにそのまま冷蔵庫に入れると、冷蔵庫内の温度が上がってしまいます。冷蔵庫内の温度が高くなると、庫内を冷やすために余分に電力を消費することになるので注意してください。
 

冷蔵庫と壁の距離が近い

冷蔵庫と壁の距離が近い場合も、冷蔵庫が冷えない原因となり得ます。冷蔵庫は熱を外に放出しているのですが、壁との距離が近いとうまく熱を放出できません。そのため熱がこもってしまい、冷蔵庫内の温度が上がってしまいます。
 

冷蔵庫の節約術4選

冷蔵庫の節電をすることは冷蔵庫内の温度を下げることにもつながります。ここでは経済産業省資源エネルギー庁の省エネポータルサイトを参考に、冷蔵庫の節約術について4つ紹介します。
 

できるだけドアの開閉時間を短くし、開閉回数を減らす

前述のようにドアの開閉は消費電力が多くなることにつながります。そこで、ドアの開閉時間を短くし、開閉回数を減らすように努力してください。
 
ドアの開閉時間を20秒から10秒に短くするだけで、年間で約190円節約できます。またドアの開閉回数を12分ごとに50回する場合から25回に減らすと、年間で約320円分の節電が可能です。
 

冷蔵庫内の物を減らす

冷蔵庫内の物を減らすことで冷気が循環し、温度を一定に保ちやすくなります。冷蔵庫内に物を詰め込んでいる場合と半分にしている場合では、電気代にして年間約1360円も差が出るため、物の詰め込みすぎに注意しましょう。
 

壁からの距離を適切にする

冷蔵庫と壁の距離をあけるようにするだけで節電になります。冷蔵庫が両壁に接している場合と片側のみが接している場合とを比較すると、年間で約1400円の差が出ます。壁からの距離を適切にするだけで大きな差になるので、壁と冷蔵庫が接近しているのならなるべく離して設置できるよう工夫してみましょう。
 

設定温度を下げすぎないようにする

冷蔵庫は設定温度を変えることもできます。早く冷蔵庫を冷やしたいからといって設定温度を「強」にしてしまうと、多くの電力を消費してしまいます。食品が傷まないように気を付ける必要はありますが、設定温度を「強」から「中」にするだけで年間約1910円節約できます。
 

合計で5180円の節電が可能

前述の節約術をすべて行うと、年間で約5180円の節電が可能です。冷蔵庫のモデルや周囲の気温にもよりますが、少しの工夫で大きな差になります。夏場は冷えたものが欲しくなるので冷蔵庫内に物が多くなったり、すぐに冷えるように設定温度を「強」にしたりすることが増えると思います。しかし、結果的に冷蔵庫内が冷えにくくなってしまい、消費電力も多くなってしまうので注意しましょう。
 

出典

環境省 みんなで節電アクション! 4.冷蔵庫で節電!

経済産業省資源エネルギー庁 無理のない省エネ節約

 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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