独身50歳、年収300万円で貯金1000万円達成! ご褒美を買いたいけど老後にどれだけ残すべき?
配信日: 2023.08.30 更新日: 2024.10.10
貯金がたくさんあると、ご褒美に何かを買いたくなるが、老後資金として残しておくべきお金もあるので、ぜいたくのしすぎには注意が必要だ。本記事では、年収300万円で1000万円の貯金ができる人の凄さや老後に必要な資金の内訳を紹介していこう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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年収300万円で貯金1000万円のハードル
まず、年収300万円かつ独身50歳のBさんが貯めた貯金1000万円は、ほかの同じ条件の人と比べてどうなのか見てみよう。金融広報中央委員会が発表した、「家計の金融行動に関する世論調査[総世帯](令和4年)」によると、世帯別の平均預貯金額は図表1の結果となっている。
図表1
世帯類型別 | 平均預貯金額 |
---|---|
世帯主のみ | 370万円 |
世帯主夫婦のみ | 673万円 |
世帯主夫婦と子のみ | 512万円 |
世帯主夫婦と親のみ | 654万円 |
出典:金融広報中央委員会 家計の金融行動に関する世論調査[総世帯](令和4年)統計表番号6
独身50歳で、貯金1000万円を達成したBさんが含まれる世帯主のみの平均預貯金額(全年代)を見ると、370万円という結果だった。また、世帯主が50歳代の平均預貯金額は、473万円だ。
さらに、家族人数の多いほかの世帯類型と比較しても、Bさんの貯金額1000万円はかなり多いといえるだろう。とはいえ、この統計には年収が1000万円を超える人も含まれているため、Bさんと同じく預貯金が1000万円ある人はそれなりにいることが予想できる。
そこで、次にBさんと同じく年収が300万円の人の平均貯金額を調べてみよう。金融広報中央委員会の同資料によると、年収300~500万円未満の人の平均貯金額は461万円であることが分かった。こちらも、Bさんの貯金額と比べてもかなり少ないといえるだろう。
以上の結果からも分かるように、年収が300万円かつ独身であるBさんの貯金はかなり多いといえる。