期間工として働いています。そろそろ結婚を考えているのですが、正社員への道はあるのでしょうか？

期間工は給料が高く、お金をしっかり稼ぎたい人に人気の職業です。ただ、期間工は基本的に契約期間が満了すると退職となります。もし結婚を考えている場合「雇用や収入が安定する正社員になりたい」と考える人もいるかもしれません。
 
実際のところ、期間工から正社員になることは可能なのでしょうか。そこで、この記事では期間工から正社員になる道はあるのか、正社員になった場合のメリットについて解説します。

期間工から正社員になることは可能？

なかにはライフステージや仕事に対する価値観が変わり、期間工として働くなかで正社員への道を考える人もいるかもしれません。実際のところ、期間工から正社員を目指すことはできるのでしょうか。
 
結論からいうと、正社員登用制度が設けられている企業であれば、正社員になれる可能性は十分あります。日頃から真面目に勤務し、働きぶりが評価されれば正社員になれるかもしれません。なお、正社員になるためには日頃の勤務態度だけではなく、各企業が提示する条件をクリアする必要があります。
 

期間工から正社員になる3つのメリット

期間工から正社員になると、さまざまなメリットがあります。ここでは、代表的なメリットを3つ紹介します。
 
・1.雇用が安定する
期間工は勤務する期間が決まっており、契約期間が満了すると退職しなければなりません。勤務先を変更したり再雇用を繰り返したりすることで、期間工の仕事を続けることは可能です。とはいえ、年齢を重ねると雇用されにくくなるリスクがあります。一方、正社員になれば一般的に雇用が保障され、長く働くことができます。
 
・2.昇給や昇格が期待できる
期間工は昇給する場合がありますが、上限が設けられていることが一般的です。また、働く期間が限定されているため、役職もつきません。一方、正社員は長期雇用を前提としているため、長く勤務していくなかで昇給や昇格を見込めます。また、キャリアアップして役職につけば、役職手当の支給を期待できます。
 
・3.社会的な信用
正社員になるとは雇用や収入が安定しており、社会的な信用を得やすくなるかもしれませ。結婚などライフステージが変化すると、将来的に家や車を購入することがあると思います。正社員になると、信用も高くなり、ローンも組みやすくなる傾向にあります。
 

期間工から正社員になるために必要なことは？

期間工から正社員になるためには、いくつかクリアしなければならないことがあります。企業によっても条件は異なりますが、一般的な条件を確認していきましょう。
 

継続した勤務経験

正社員を目指すには、ある程度の勤務実績が必要です。企業により異なりますが、1年以上の継続勤務を条件に設定するケースが多くみられます。
 

上司の推薦

正社員になるには、上司のお墨付きが必要です。通常は勤務態度やコミュニケーション能力などを加味し、正社員としての適性を判断されます。勤務評価が高ければ、そのぶん上司からの推薦を受けやすくなります。
 

企業ごとに定められた年齢条件のクリア

正社員登用には年齢制限が設けられていることがあります。一般的にはキャリア形成などを目的として、20代など若手世代が優遇されやすいといわれています。ただし、上司からの評価が高ければ30代以上でも正社員になれる可能性があるでしょう。
 

正社員登用試験の合格

期間工から正社員になるために、登用試験を用意する企業もあります。基本的には筆記試験や面接などが実施され、合格すると晴れて正社員になることができます。
 

期間工から正社員になれる可能性は十分ある！真面目に勤務して評価を高めよう

企業にもよりますが、期間工から正社員になれる可能性は十分あります。正社員になると雇用や収入が安定する、昇給や昇格を見込める、社会的な信用が上がるなどのメリットを得られます。
 
ただし、正社員になるには各企業が設けている条件を満たさなければなりません。一般的には継続勤務経験や上司からの推薦が必要になり、年齢条件や登用試験のクリアが求められます。日頃から真面目に勤務して評価を高めることができれば、正社員への道も見えてくるでしょう。
 
執筆者：FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー