夏休み、海か、山か、いやまずは断捨離! 契約してそのままの月額サービスなど「家計のだだもれ」をチェックしよう
配信日: 2018.08.25 更新日: 2024.10.10
夏休みにしかできないアウトドアに行かれるのもいいですが、この時間を利用して「家計のだだもれ」をチェックしてみませんか。
Text:柴沼直美(しばぬま なおみ)
CFP(R)認定者
大学を卒業後、保険営業に従事したのち渡米。MBAを修得後、外資系金融機関にて企業分析・運用に従事。出産・介護を機に現職。3人の子育てから教育費の捻出・方法・留学まで助言経験豊富。老後問題では、成年後見人・介護施設選び・相続発生時の手続きについてもアドバイス経験多数。現在は、FP業務と教育機関での講師業を行う。2017年6月より2018年5月まで日本FP協会広報スタッフ
http://www.caripri.com
クレジットカードやネット配信サービスの新規加入したのはいつだっけ?
クレジットカードやネット配信など月額課金、あるいは一年に一度の課金などをチェックしてみましょう。
加入するときは、「サービス利用」気持ちMAXだったでしょうが、そのうち日々のルーティーンに忙殺されて、ネット動画を楽しむ余裕もなく、気が付けば利用しているのはほとんど無料サービスだった。
クレジットカードも何枚も持っているけれど、日常的に使っているのは2枚程度で他はいつ加入したかすら覚えてない、ということはありませんか?
加入キャンペーンで80%オフというのは永遠ではない
加入の時は、確かに気持ちが盛り上がっているうえに、「初月」あるいは「初年度」無料サービスや大幅ディスカウントでお得感をプラスされて、すんなり手続きをしてしまうものです。
そして、加入したばかりのころは、「こんなに利用しているのに、料金が80%オフなんて、私って買い物上手」などと思ってしまいますよね。
そこがポイントで、人の気持ちが高揚するのはそんなに持続するものではありません。気持ちがさめたころに、月額課金料金が企業側が決めた水準に戻っているものです。その月額料金が意識しないうちに確実に口座残高から引き落とされているのです。
月々の利用料金を見てピンとこなければ即解約
郵送で送られている月々の利用料金や最近ではメールで受け取ると割引になるパターンも増えているので、受信ボックスを時間に余裕のある夏休みにじっくり見直してみましょう。
例えば、月額500円と思っても年間では6,000円、3年、5年と経過していけばそれなりの金額になります。その間、該当サービスを利用しないならば、当初のキャンペーン価格はもはやキャンペーン価格どころか、プレミアム価格になってしまいます。
3か月連続で利用していないならば即解約しても問題ないはずです。身の回りの断捨離が注目されてから久しいですが、クレジットカードや月額課金サービスも定期的な断捨離は必要です。
Text:柴沼 直美(しばぬま なおみ)
1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP(R)認定者