更新日: 2024.10.10 働き方
ブラック企業に勤めるなら、期間工の方がおすすめ? 満了金ももらえて、寮が用意されることも!
期間工の仕事には、特に金銭面でさまざまなメリットがあります。期間工の仕事の特徴や派遣社員との違い、メリットなどを紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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期間工とは
期間工とは有期雇用契約に基づいて雇用される契約社員で、自動車工場や部品工場など、大手メーカーの工場などで働く人のことをいいます。
期間工は生産を拡大する時期や業績が好調な時期など、繁忙期に募集をかけられることが多い傾向です。期間工と似た就労形態に派遣社員があります。期間工は募集している企業と雇用契約を結び、派遣社員は派遣元の人材派遣会社と雇用契約を結ぶ点が両者の違いです。
期間工として働く場合、給料や各種手当、福利厚生は雇用契約を結んだ企業から受けるしくみになっています。なお、企業は3年以上勤務する従業員を正社員登用しなくてはならないため、期間工は最大2年11ヶ月までしか雇用契約を結ぶことができません。期間工の仕事内容は、主に自動車工場や部品工場で部品の組み立てや検品などになります。
期間工として働くメリット
期間工で働くとさまざまなメリットがあります。ここからは期間工で働く魅力を紹介します。
・大手メーカーに勤務できる
期間工を募集している企業には大手メーカーが数多くあります。大手メーカーは人気が高いため一般的な就職活動で入社することは至難の業ですが、期間工としてなら大手メーカーに入社するハードルが低いことが魅力です。
・収入が比較的高くお金を貯めやすい
期間工の給料は比較的高いといわれています。日給1万円以上、月収25~35万円ほどもらえることも少なくありません。期間工の年収は300万円以上といわれており、勤務先によっては450万円ほどになることもあります。
・満期慰労金や皆勤手当てをもらえる
半年間、1年間、任期満了まで働いた場合に、満期慰労金や皆勤手当てという形でボーナスに似た手当をもらえます。満期慰労金や皆勤手当ては企業によって異なりますが、35ヶ月で150~200万円ほどもらえることが一般的です。
・入社祝い金をもらえることがある
期間工を雇用する企業は人手不足を解消したい繁忙期などに入社祝い金を出すケースが少なくありません。入社祝い金をもらえるタイミングや金額は企業によって異なります。
入社後すぐにもらえる場合もありますが、10万円以上の高額な入社祝い金は一定期間勤務した後、規定以上の出勤率をクリアしており、遅刻や早退などがほぼなく勤務態度が良い場合に支給されるケースが多い傾向です。
・寮が完備されており住居費が安い
期間工として働く場合、寮が完備されていることが多く、住居費がかからないか、支払ったとしても少額で済む場合が少なくありません。寮は個室のことが多く、水道光熱費もかからないケースも多々あります。食事も1食無料になる企業や補助を出してもらえる企業など、一般的に一人暮らしをする場合と比べると負担を少なくできることが多い傾向です。
期間工で働くと手当が充実しているのでお金を貯めやすい
期間工として働く場合、日給1万円以上、月収25~35万円程度と収入が高く、入社祝い金や満期慰労金などの手当がもらえるので収入アップにつながりやすいです。
寮を完備している企業も多く、住居費や水道光熱費、食費なども節約できるので、賃貸物件を借りて一人暮らしをする場合と比べてお金を貯めやすいでしょう。お金の貯めやすさの点からみると、期間工として働くことは良い選択になるかもしれません。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー