更新日: 2024.10.10 家計の見直し
運賃値上げは数十円でも楽観してはダメ!? 日常に取り入れたい節約方法とは
そこで本記事では、10月以降にバスや電車など運賃の値上げが続く現状と、どの程度の影響が考えられるのかを解説します。さらに、運賃値上げに対抗できるような節約術について紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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要チェック! 10月から交通機関の値上げが相次ぐ
全国の交通機関で運賃改定が実施され、もはや運賃値上げは地域限定のものではなくなっています。関東の主要私鉄のうち、京急電鉄や京王電鉄でも10月から値上げを公表しています。改定率としては平均13%前後に設定している会社が多いようですが、それでも私たちの暮らしに直結する運賃改定は、積み重なると大きな出費増につながります。
片道40円の値上げは月1760円の出費増
例えば片道40円の運賃値上げがあり、往復利用する場合は1日あたり80円の出費増となります。週5日利用するとして月22日分で計算すると、月1760円の出費増です。さらに年に換算すると、2万1120円にも及びます。
片道料金や1日単位で考えると、たった数十円の値上げと感じるかもしれません。しかし年換算では2万円を超える結果となり、日々の数十円は決してあなどれないということが分かります。
少しの節約が大きな効果を生む! 日常に取り入れたい節約方法とは
会社員が通勤で交通機関を利用する場合には交通費が支給されますが、それでも値上げの波は避けられません。また、個人で利用する人でも毎回数十円の値上げは、積み重ねることで大きな出費増になるため何か工夫をしたいところです。
運賃値上げを受けて、少しの節約でも継続することで家計全体の節約につながるという観点から、日常に取り入れたい節約方法について紹介します。
利用頻度が高いものを少しの節約で継続することで大きな節約へ
少額の節約は意味がないと考えてしまいがちです。しかし、積み重ねることで大きな節約につながることを考えると、自身の生活のなかで「利用頻度の高いもの」の節約を検討すると効果が高いといえます。
例えば毎朝の習慣になっているラテマネーを極力減らすことで、月間あるいは年間の出費は大きく抑えられます。ラテマネーとは、つい出先で買ってしまうコーヒーなど飲み物代のことです。
自宅から水筒を持参することを徹底したり、ディスカウントショップやネット通販で安く購入した飲料を自宅から持参したりすることで、ラテマネーを減らせます。また、出先で休憩する場合でも、マイタンブラーなどを持参することで、20~30円の割引が受けられます。
ほかにも、無料から有料に切り替わったサービスで、放置しているものがないか再度確認してみましょう。クレジットカードの利用明細は、現在ほとんどの金融機関で有料となっています。アプリやWEBから自身で確認する流れを推奨しているためです。この切り替えの際に、手続きが面倒などの理由から放置していると、毎月100円前後の手数料が発生していることになります。
まとめ
10月以降の値上げは、本記事で紹介した運賃だけではありません。運賃をはじめとして食料品や日用品などの値上げラッシュに対抗するためには、暮らしのちょっとしたお金を確認し見直すことで効果が期待できます。節約は家計全体で取り組むことがポイントとなるため、今一度どこか工夫できるところがないか確認してみましょう。
出典
京急電鉄 鉄道旅客運賃の改定申請が認可されました
京王電鉄 京王線・井の頭線をご利用のお客さまへ鉄道運賃改定を実施いたします
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー