更新日: 2024.10.10 働き方
10月からは要注意! 子どものアルバイトで「親の税金」が高くなる? 親子で知っておきたい賢い働き方について解説
年々最低賃金は上がり、今年は全国平均の時給が初めて1000円を超える予定です。最低賃金はすべての雇用形態に適用されますが、最低賃金の上昇をより身近に感じるのは会社員よりもパートやアルバイトの人ではないでしょうか。
しかし、アルバイトの時給は自分に関係ないと思っていても、子どもがアルバイトをしている場合は注意が必要です。最低賃金が上がることにより、子どもの収入が一定の金額を超えると親の扶養から外れてしまい、親の所得税・住民税が高くなる可能性があります。
本記事では、どのようなケースで子どもが親の扶養から外れるのか、そして扶養から外れないようにする対策を解説していきます。
しかし、アルバイトの時給は自分に関係ないと思っていても、子どもがアルバイトをしている場合は注意が必要です。最低賃金が上がることにより、子どもの収入が一定の金額を超えると親の扶養から外れてしまい、親の所得税・住民税が高くなる可能性があります。
本記事では、どのようなケースで子どもが親の扶養から外れるのか、そして扶養から外れないようにする対策を解説していきます。
執筆者:石井麻理子(いしい まりこ)
FP2級・AFP
全国平均で最低時給が初の1000円台に!
2023年、全国の最低賃金が引き上げられる予定です。2023年7月28日、中央最低賃金審議会の小委員会は最低賃金(時給)を全国加重平均で41円(4.3%)引き上げることを目安として取りまとめました。全国加重平均の時給額は1004円となる予定です。
この目安通りに最低賃金が上昇した場合、10月に全国加重平均で最低時給が初の1000円台になります。ちなみに、9年前の2014年の全国加重平均額は780円、コロナ禍直前の2019年は901円でした。
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