更新日: 2024.10.10 家計の見直し
エアコンの「電気代節約」のために、オフシーズンにすべきこととは? 押さえておきたい4つのポイントを解説
今シーズンのエアコン使用が終わった後は、夏の間大活躍したエアコンの手入れをしておきましょう。それにより冬場の暖房能力の低下を防ぎ、電気代を節約することができます。本記事ではエアコンのオフシーズン中にしておきたい4つのポイントを紹介します。
なお、エアコン内部の清掃などに関してはお買い求めの販売店や専門のクリーニング業者へ問い合わせてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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(1)「暖房」でエアコン内部を乾燥させる
エアコンの冷房・除湿では、室内の温度や湿度を下げる際に空気中から水分を追い出しています。そのため夏のシーズンが終わった後のエアコン内部には水分が残っている可能性があり、そのままにしておくとカビが発生することがあります。
それを防ぐためにシーズンの終わりには換気をしっかりした状態で「暖房」運転をして、エアコン内部を乾燥させるようにしましょう。エアコンの機種によっては「カビバスター」「ヒートアタック」「内部クリーン」といった室内機内部を乾燥させる機能が付いたものもあります。
使用しているエアコンの性能を確認してみてください。普段から使用後に「送風」を使って内部を乾燥させている場合も、シーズンの終わりには「暖房」でしっかり乾燥させるのがおすすめです。
(2)電源プラグを抜く
エアコン内部を乾燥させるための運転が終了したら、電源プラグを抜きましょう。次で紹介するフィルター掃除の際などに誤作動すると危険です。
また、エアコンは待機電力が多い家電の1つです。使わない間は電源プラグを抜いておくことで無駄な電気を使わずにすみます。ただし、再度使う場合に電源プラグを入れてすぐ運転を開始すると、冷媒の循環がうまくいかず故障する可能性もあります。
そのため、使用を再開する場合は使う1日前に電源プラグを入れておきましょう。しばらく使わない場合はリモコンの電池も抜いておきましょう。液漏れによる故障を防ぐことができます。
(3)フィルターを掃除する
エアコンのフィルターがほこりで目詰まりすると、冷暖房能力が弱まります。シーズン中も定期的な掃除をすることで目詰まりを防ぐことができますが、夏が終わり、しばらくエアコンを使わなくなるタイミングでは特に念入りに手入れをしましょう。
掃除機でほこりを吸い取ってから、中性洗剤を溶かしたぬるま湯か水で洗います。洗った後はよくすすいでから水分をふき取り、日陰で乾かしてください。
(4)室外機周辺に物がないか確認する
室外機周辺に物があると、風の通りが妨げられて無駄な電気代がかかることがあります。普段から周辺に物を置かないことも大切ですが、オフシーズンに入るときは改めて確認しておきましょう。
シーズンオフのポイントを守って電気代を節約しよう
環境省の「令和3年度 家庭部門のCO2排出実態統計調査事業委託業務(令和3年度調査分の実施等)報告書」によると エアコンの消費電力量は家庭における電気使用量の14%を占めており、冷蔵庫と並んで消費電力の多い家電です。だからこそ無駄な電気を使わなくてすむよう、シーズンオフ中に適切な手入れをするようにしましょう。
出典
環境省 令和3年度 家庭部門のCO2排出実態統計調査事業委託業務(令和3年度調査分の実施等)報告書
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー