更新日: 2019.01.10 貯金

めんどくさがりでも続けられそう?家計簿アプリで支出を管理するときのポイントとは

執筆者 : 大堀貴子

めんどくさがりでも続けられそう?家計簿アプリで支出を管理するときのポイントとは
張り切って家計簿帳を購入したものの、書いたりレシートを貼り付けするのが面倒になり、なかなか続かなかった…など、手書きの家計簿は三日坊主になってしまいがちですよね。
 
しかし、毎月の収支や支出傾向を把握するために、家計簿はとても大事です。
 
手書きの家計簿が続かなかったら、スマホの家計簿アプリを使ってみてはどうでしょうか。レシートの写真を撮るだけなので、いつでもどこでも簡単に毎月の費用を把握できて、家計簿が続けられます。
 
大堀貴子

Text:大堀貴子(おおほり たかこ)

CFP(R)認定者 第Ⅰ種証券外務員

2008年南山大学法学部法律学科卒業後、大手証券会社で、営業として勤務。主人のタイ赴任がきまり、退社。3年間の在タイ中、2人をタイで出産、子育てする。本帰国後、日本で3人目を出産。現在、3人の子育てと長女の国立小学校受験に奮闘中。子供への早期教育の多額の出費、住宅ローン、子供の学資資金、また老後資金準備のため、いろいろな制度を使って、資産運用をしています。実際の経験を踏まえた、お金に関する、役立つ情報を発信していきたいと思います。

項目別月額費用の目標を決める

決められた支出の中で、食費、日用雑貨費、被服費、保険料など品目別の予算額を決めることが大事です。その予算の目標に向かって節約する必要があります。目標は大まかに決めましょう。ギリギリに設定すると、予算よりオーバーしやすくなりやる気がなくなってしまいます。
 
■品目別予算額の決め方

1.月の予算、月額目標貯金額を決めます。

あまり無理のない数字にしましょう。例えば、月収入が32万4000円として、支出を28万円と設定します。差額の4万4000円が月額目標貯金額です。
 

2.1で決めた支出の予算額の範囲内で収まるような項目別予算を決めます。

支出の合計が28万円以内になるよう、食費・日用雑貨・交通費…と項目ごとに予算を決めていきます。
 
★月予算:280,000円
・食費:78,000円
・日用雑貨:10,000円
・交通費:20,000円
・エンタメ(レジャー・漫画・映画など):29,000円
・美容・衣服:11,000円
・住居関連費8家賃・ローン等):17,000円
・車関連費(ガゾリン費):4,000円
・教育費:11,000円
・医療・保険料:12,000円
・水道・光熱費:20,000円
・通信費(携帯電話・インターネットなど):23,000円
・大型出費(旅行・車など):45,000円
・その他支出:0円
 
※総務省統計局家計調査報告(二人以上世帯)2018年5月分を参考、1000円未満切捨(執筆者作成)
 

予算を決めたら日々レシートの写真を撮るだけ

まずスマートフォンのApp Store やGoogle Playで「家計簿」と検索すると、家計簿アプリが出てきますのでダウンロードします。アプリはたくさんあるので、自分に合うものにしてください。
 
例えば、「家計簿Monelyze」、「家計簿レシーピ」、「家計簿マネーフォワード」、「家計簿Zaim」等があります。
 
アプリをダウンロードしたら、まず設定で項目別支出予算額を入力します。
 
そのあとは、収入を入力して、毎日もしくは週末ごとにレシートの写真を撮って記録するか、または金額を入力するだけです。レシートで写真を撮ると、購入品目・店名・日付がアプリに自動的に反映されます。
 
使いすぎは一目瞭然でグラフで見ることができますので、自己反省ができますし、自分の支出傾向がわかります。
 
どこの項目に使いすぎているかすぐにわかるので節約もしやすいですし、何か買うときにも今月は月予算をオーバーするからやめておこうとか考え直すことができます。
 
クレジットカードを利用している場合は、知らず知らずに使っていることもあるので、クレジットカード払いやネットショッピングも忘れずに記録します。
 
3ヶ月ごとに何の項目が予算オーバーしているか確認しましょう。固定的に毎月必ずかかるものであれば抜本的に契約等を見直す必要がありますし、意識的に変えればいいものであれば節約して買わないように我慢しましょう。
 

節約意識が変わるきっかけに!

昔、家計簿ノートを購入して断念した経験がある方でも、簡単で続けられると思いますので、ぜひアプリをダウンロードして家計簿をつけてみましょう。さらに、アプリで銀行のネットバンクと繋げれば、ばらばらの銀行口座の貯金額が一目瞭然でわかります。
 
入力するだけで、必ず購入するときの意識が変わってきます。ぜひ、試してみてくださいね。
 
出典
総務省統計局 家計調査報告 -2018年(平成30年)5月分-
 
Text:大堀 貴子(おおほり たかこ)
CFP(R)認定者 第Ⅰ種証券外務員