更新日: 2024.10.10 家計の見直し
1人暮らしで光熱費「月1万円」は高いですか? わりと節約してるつもりですが、どうすれば抑えられるでしょうか?
本記事では、単身世帯の光熱費の平均について解説していきます。節約方法についても紹介していくので参考にしてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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単身世帯の平均的な光熱費
光熱費の平均は総務省統計局の調査によると、2022年では単身世帯が月額1万3098円です。総世帯が月額2万400円、2人以上世帯が月額2万4524円なので、単身世帯の光熱費は半分ほどだとわかります。単身世帯の光熱費の内訳は、電気代が6808円、ガス代が3331円、他の光熱費が843円、上下水道料が2116円です。
1人暮らしで光熱費が1万円の場合は、平均以下なので特別払いすぎているわけではありません。しかし、内訳や年齢別の平均を見ると節約できる場合もあるので、自身の光熱費の内訳を確認してみましょう。
年齢別の平均的な光熱費
単身世帯の光熱費を年齢別に見るとどうなるでしょうか?
34歳までの単身世帯は月額9272円、35歳から59歳までは月額1万2352円、60歳以上は月額1万4959円が光熱費の平均です。そのため1人暮らしで光熱費が1万円の場合は、34歳までの世帯だと少し多めであることがわかります。35歳以上の単身世帯であれば1万円以上が平均なので、月に1万円の光熱費であれば平均以内に収まります。
光熱費の節約方法
光熱費の平均がわかりましたが、見直す必要がある場合は節約することも検討しましょう。そこで光熱費の節約方法について3つ紹介していきます。
食器を洗う際は低温に
秋から冬の時期は食器を洗う際の水道水を温水にする場合が多くなります。その温水を低温にすることを心がけることで節約になります。例えば、給湯器の温度を40℃から38℃に変えてみるなどです。
電気ポットを長時間使用しない場合はプラグを外す
電気ポットはすぐにお湯を沸かすことができ保温も可能な便利な家電ですが、長時間の保温は電気代が多くかかります。そこで、長時間使わない場合は思いきってプラグを外してみてください。再度お湯を沸かしたほうが節電につながる可能性が高いです。
食器洗い乾燥機をうまく使う
食器を手洗いでする場合は水を流しっぱなしにすると水道代が多くかかります。また、秋から冬はお湯を使うと給湯器でガス代も多くかかるので、光熱費が高くなる可能性が高いです。
そこで食器洗い乾燥機があるならばうまく活用しましょう。食器洗い乾燥機は水道水の使用を控えることができ、ガスよりも比較的安い電気を使うので光熱費を抑えられます。
光熱費は少しの工夫で抑えることが可能
1人暮らしで光熱費が月に1万円であれば平均以下といえるでしょう。また、光熱費が平均以下だった場合でも、さらに節約することが可能です。特に食器を洗う際やお湯を沸かす際など、毎日使用するものについては少しの工夫で光熱費を抑えられます。
ウクライナ問題や燃料調達の問題から、今後もガス代や電気代は高騰していくことが予想されます。そこで、まずは自分ができることを少しずつやってみてください。うまく節約し、ガス代や電気代の高騰を乗り切って行きましょう。
出典
総務省統計局 家計調査年報(家計収支編)2022年(令和4年)結果の概要
総務省統計局 家計調査(家計収支編) 調査結果 2022年
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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