50代の「平均貯蓄額」を調査!老後のために今からでも無理なく始められる2つの節約方法
配信日: 2023.10.16 更新日: 2024.10.10
しかし実際は、子どもの教育資金や、親の介護などで思うようにたまらず、貯金ができない方もいるかもしれません。
老後のために、50代から資金の準備を始めるのでは遅いのかと、不安を抱えている方のために、50代の平均貯金額と、50代から始められる、おすすめの節約方法を紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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50代の平均貯蓄額はいくら?
金融広報中央委員会が令和4年に実施した「家計の金融行動に関する世論調査」によると、二人以上世帯で、世帯主が50代である場合の平均貯蓄額は1253万円、中央値は350万円とのことです。
ただし、1253万円という金額には、生命保険・損害保険・個人年金保険・投資信託なども含まれており、預貯金のみならば、平均は508万円です。
平均貯蓄額は、一部の人の高い金額が影響しやすいため、より実態に近い数を知るには、中央値を見たほうがよいでしょう。ちなみに、単身世帯の場合は、50代の平均貯蓄額は1048万円、中央値は53万円です。
二人以上世帯のほうが、単身世帯よりも、平均貯蓄額や中央値の高いことが分かりました。二人以上世帯の場合は、夫婦共働きですので、貯金に回せる金額が多くなることが理由として挙げられます。
50代から無理なく始められる節約方法とは?
50代になってからでも、老後のための貯金を殖やすために、できることはたくさんあります。なるべく余分なものを買わず、本当に必要なものだけを購入するとか、毎月の固定費を減らす工夫などもしましょう。
固定費とは、毎月必ず支払う家賃や住宅ローン、水道光熱費、保険料、携帯電話の料金などを指します。
例えば、保険の見直しを行って、必要のない保険があれば解約したり、携帯電話の契約プランを変更したりするという方法があります。
省エネ家電へ買い替えて、ガス・電気・水道の使用量を減らすという方法もおすすめです。
また50代になれば、生活習慣病を発症しやすくなったり、持病が悪化したりして、病院へ通う機会も増えます。医療費を節約するために、栄養のバランスがよい食事や、適度な運動を心がけて、健康を維持しましょう。病気の早期発見により、医療費の節約につなげることも大切です。
老後のためにできることから始めよう
50代の平均貯蓄額は1000万円を超えていますが、実際には、貯金がほとんどない方もいらっしゃいます。40代までは、子どもの教育資金や住宅資金を優先するため、老後の準備に取り掛かれるのは、50代になってからという方も多いでしょう。
これから迎える老後の生活を安心して送るために、今からでもできる節約方法を試して、少しずつ貯金を殖やしましょう。
出典
金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査」
[単身世帯調査]各種分類別データ(令和4年)
統計表番号4 金融資産保有額(金融資産を保有していない世帯を含む)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー