更新日: 2023.10.19 その他家計

コンビニの「おにぎり」が、いつの間にかかなり値上げされていて驚きました。もう買うのって「コスパ悪い」ですか?

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

コンビニの「おにぎり」が、いつの間にかかなり値上げされていて驚きました。もう買うのって「コスパ悪い」ですか?
物価高騰の影響で、私たちの生活に欠かせない生鮮食品や日用品なども値上がりしている状況です。中には、コンビニのおにぎりの値段に驚いたという人もいるのではないでしょうか。
 
これまで安価で購入できたコンビニのおにぎりの値段が高くなると、コスパが悪いので自分で作ったほうが安いのではと思う人もいるかもしれません。そこで本記事では、コンビニのおにぎりの販売価格に触れたうえで、自分で作る場合の費用について紹介していきます。
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コンビニ大手3社のおにぎりの販売価格はいくら?

セブン-イレブン、ファミリーマート、ローソンの大手3社で販売されているおにぎりの価格は、種類によって異なります。ここでは、定番人気の「梅」「ツナマヨネーズ」「鮭」の3種類の価格を比較してみましょう。価格は2023年10月時点のもので、税込み表示です。
 

・梅おにぎりの販売価格

セブン-イレブンの「手巻おにぎり熟成旨味仕立て紀州南高梅」は135円、ファミリーマートの「手巻紀州南高梅」は140円、ローソンの「手巻おにぎり熟成紀州南高梅」は130円となっています。これらの平均価格は135円です。
 

・ツナマヨネーズの販売価格

セブン-イレブンの「手巻おにぎりツナマヨネーズ」は151.20円、ファミリーマートの「手巻シーチキンマヨネーズ」は155円、ローソンの「手巻おにぎりシーチキンRマヨネーズ」は135円となっています。これらの平均価格は約147円です。
 

・鮭おにぎりの販売価格

セブン-イレブンの「手巻おにぎり炭火焼熟成紅しゃけ」は189円、ファミリーマートの「手巻紅しゃけ」は180円、ローソンの「手巻おにぎり熟成紅鮭」は167円となっています。これらの平均価格は約179円です。
 

・一番安いのは塩むすび! いくらのおにぎりは270円で高額!

梅、ツナマヨネーズ、鮭の3種類のおにぎりのうちで、平均価格が安いのは梅でした。ちなみに、コンビニで販売されているおにぎりの中で、最も安いのは具なしのおにぎりでした。セブン-イレブンの「塩むすび」は108円、ローソンの「金しゃりおにぎり 塩にぎり」は113円です。
 
反対に、最も値段が高かったのは、いくらが入っているおにぎりでした。例えば、セブン-イレブンの「新潟県産コシヒカリおむすび熟成いくら」は270円となっています。発売している地域にもよりますが、同じくセブン-イレブンの「塩むすび」と比較すると162円もの価格差があります。
 

おにぎりを自分で作るといくらになるのか?

自分でお米を炊いておにぎりを作る際には、お米、塩、海苔、具材(鮭、梅、ツナ、明太子などお好みで)などの材料費が必要です。塩むすびならば、生米と塩だけなので、材料費を安く抑えられるでしょう。お米は種類によって価格に大きな差がありますが、ここでは2000円(2kg)として計算していきます。
 

・塩むすびの材料費

お米1合の重さを約150gとすると、お米2kgは約13.3合相当になります。つまり、お米1合あたりの価格は約150円です。お米1合で作れるおにぎりの数は2~3個です。
 
1合で3個のおにぎりを作るとしたら、1個あたりのお米代は50円になります。塩むすびで使用する塩の量は1g程度です。塩1gあたり1円とすると、おにぎり1個あたりの材料費はお米代と合わせて51円です。コンビニのおにぎりよりも、52~57円ほど安く作れます。
 

・梅おにぎりの材料費

海苔代1枚あたり20円、梅干し1粒あたり20円とすると、梅おにぎり1個分の材料費は116円です。コンビニの梅おにぎりの平均価格は135円なので、自分で作る方が19円ほど安くなります。
 

コンビニでおにぎりを買うよりも手作りのほうがコスパがよい!

コンビニのおにぎりの1個あたりの販売価格は108~270円ほどです。具材によって価格に大きな差があり、鮭やイクラなどの具材は値段が高くなっています。コンビニのおにぎりは、フィルムで巻かれているため衛生的である点、そして何よりも手軽に購入できる点がメリットです。
 
コスパが気になるという方は自分で作るのも手です。炊いたお米を握って、海苔を巻いたり、好みの具材を中に入れたりするだけなので、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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