更新日: 2024.10.10 働き方
「脱サラして、コインランドリー経営」に興味があります! 誰でも不労所得を実現できるって本当ですか?
そこで本記事では、コインランドリー経営のメリットや気を付けたいデメリットについて解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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コインランドリー経営のメリット
コインランドリー経営は、ローリスク・ローリターンなビジネスといわれています。基本的には無人で経営できるため、機器のメンテナンスや店舗清掃など最低限の手間はかかるものの少ないランニングコストで運営できます。
立地条件や店舗の大きさにも左右されますが、月収60万円、経費を差し引いた年収では300万〜360万円程度が期待できます。そして料金は現金払いが基本なので、ほかのビジネスのような売掛は発生しない(未回収のリスクがない)のもコインランドリー経営のメリットです。
また地域密着型でもあるため、近隣からのリピーターの獲得などから、安定した収入を得られやすいです。例えば、スーパーマーケットが近くにあれば買い物の“ついで”需要が期待できるでしょう。このほか、マンションの1階部分などに店舗があれば、入居者はもちろんのこと、近隣住民の利用も見込めます。
どんな経営方法がある?
コインランドリー経営は、主に以下の方法があります。
・自営方式:自分で直接経営し、店舗のレイアウトや設備も自分で決められる
・フランチャイズ方式:加盟金を支払い、コインランドリー業者の看板で経営する
自営方式は自由度の高い経営が可能なので、高収入を目指したい人や、時間的な余裕のある人に向いています。
一方、フランチャイズ方式では、開店準備やノウハウを生かした経営管理のサポートを受けられます。大手の看板なら集客効果も期待できるので、投資初心者や手間をかけずにコインランドリー経営したい人におすすめです。
このほか、コインランドリー業者に土地を貸して地代収入を得る方法もあります。
コインランドリー経営のデメリット
ローリスクといわれるコインランドリー経営ですが、誰もが安定した利益を得られるわけではありません。
まず、初期投資額として標準的な広さの店舗でも2000万〜3000万円を要します。さらにコインランドリー経営は競争が激しく、都市部においては競合他社も多く新規参入が難しい側面があります。そのため、出店するエリアの需要を見極めたうえで適切な場所や設備を選定しなければなりません。
そして、経営が軌道に乗ってからも設備が陳腐化すれば競争力は衰えてしまいます。開店後も、機器の修繕・更新費用を見込んだ資金計画を立てなければなりません。近隣にライバル店が出現すれば顧客が流れるリスクもあるため、需要の変化にも適用できるような経営計画を立てる必要があるでしょう。
廃業率の高さにも注意
コインランドリー経営は初心者でも挑戦しやすいがゆえに、廃業率の高さにも注意しなければなりません。中小企業庁の「2022年版 中小企業白書 小規模企業白書 上」によると、コインランドリーをはじめとする生活関連サービス業は宿泊業、飲食サービス業に次ぐ廃業率でした。
そのため土地活用を目的とするなら、コインランドリー以外に適したビジネスがないかどうかも検討する必要があるといえます。
まとめ
コインランドリー経営は、うまく軌道に乗れば少ない労力で定期的な収入を得られるようになります。ただし、集客は立地の影響を大きく受けるため、出店の際はエリアの需要をよく見極めなければなりません。
そこでコインランドリー経営をおこなう際は、コインランドリー機器の販売会社や土地活用に詳しい不動産会社に相談することをおすすめします。
出典
経済産業省中小企業庁 2022年版 中小企業白書 小規模企業白書 上
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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