更新日: 2024.10.10 家計の見直し

「ちょい足し冷凍庫」を購入or「大容量冷凍庫付きの冷蔵庫」に買い替え!電気代はどちらがお得?

「ちょい足し冷凍庫」を購入or「大容量冷凍庫付きの冷蔵庫」に買い替え!電気代はどちらがお得?
「冷凍庫がいつもパンパンで出し入れしづらい」「冷凍してストックしておきたいものがたくさんあるのに入りきらない」などの理由で、ちょい足し冷凍庫の購入を検討される方も多いのではないでしょうか。
 
ちょい足し冷凍庫があれば冷凍できる食材が一気に増えますが、現在使用している冷蔵庫と2台稼働させることになり、電気代がかかります。
 
思い切って大容量冷凍庫付きの冷蔵庫に買い替えれば、ちょい足し冷凍庫を購入するよりも電気代が安く済むのではないでしょうか。
 
本記事では、ちょい足し冷凍庫と大容量冷凍庫付き冷蔵庫の電気代を比較して、どちらがお得なのかをご紹介します。
FINANCIAL FIELD編集部

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ちょい足し冷凍庫の電気代は年間いくら?

ちょい足し冷凍庫とは、既存の冷凍庫の容量が足りなくなったときなどに追加できる、コンパクトなサイズの冷凍庫のことをいいます。
 
冷凍庫は常に稼働させておく必要があるため、電気代がいくらかかるのかは非常に重要です。冷凍庫の容量によってかかる電気代は変わりますが「年間消費電力×電力料金単価」でおおよその金額が分かるため、計算してみるとよいでしょう。
 
年間消費電力はたいてい、冷凍庫の商品カタログやメーカーのWebサイトの商品紹介ページなどに記載されています。
 
1キロワットアワーあたりの電力料金単価については、公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会が定めている目安単価である31円(税込み)を使って計算します。
 
例えば、年間消費電力量が193キロワットアワーのちょい足し冷凍庫(100リットル程度)を購入した場合、現在自宅にある冷蔵庫に加えて、5983円(193キロワットアワー×31円)の電気代がかかることが分かります。
 

大容量冷凍庫付き冷蔵庫の電気代と比較した場合

例えば、2014年に発売された年間消費電力が263キロワットアワーの冷蔵庫(450リットル程度)だと、年間の電気代は8153円(263キロワットアワー×31円)です。ちょい足し冷凍庫の電気代と合わせると1万4136円になります。
 
一方で、最新の年間消費電力が281キロワットアワーの大容量冷凍庫付き冷蔵庫(650リットル程度)のみを使用した場合、年間の電気代は8711円(281キロワットアワー×31円)で、大容量冷凍庫付き冷蔵庫のみを使用したほうが年間5425円もお得です。
 
表1
 

2014年に発売された冷蔵庫ちょい足し
冷凍庫の2台を稼働
最新の大容量冷凍庫付き冷蔵庫
1年間でかかる電気代 1万4136円 8711円

 
最新の冷蔵庫は省エネ性能が優れているものが多く、古い冷蔵庫を使い続けるよりも、思い切って買い替えたほうが、電気代は安くなる可能性があります。
 
環境省によると、省エネ機能を搭載した最新型の冷蔵庫と10年前の冷蔵庫を比較した場合、消費電力量に約37~43%もの差があるとのことです。最新の冷蔵庫に買い替えることで、年間の電気代がかなりお得になるようです。
 
つまり、10年前に購入した冷蔵庫とちょい足し冷凍庫を2台稼働させるよりも、大容量冷凍庫付きの最新冷蔵庫に買い替えたほうが、年間の電気代が安くなる可能性があるのです。
 

購入する前に比較して検討を

ちょい足し冷蔵庫を購入して今ある冷蔵庫と2台稼働させるよりも、大容量冷凍庫付きの冷蔵庫を購入したほうが、電気代は安くなる可能性があることが分かりました。
 
ただし、最新の大容量冷凍庫付きの冷蔵庫のなかには本体価格が高い製品もあるため、不要な機能がなく、予算内に収まるものを購入したほうがよいでしょう。
 
現在使用している冷蔵庫が、購入してからあまり年数がたっていないようであれば、新しい冷蔵庫は購入せずに、冷凍庫にストックする量を減らして対処する方法もおすすめです。
 

出典

公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会 よくある質問 Q&A Q.カタログなどに載っている電気代はどのようにして算出するのですか?

環境省 COOL CHOICE 2020年 VS 2010年 最新家電と10年前の家電どのくらいおトク?

 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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