更新日: 2024.10.10 家計の見直し

物価高への対抗策にもなる? 自炊を楽しむ2つのツール

物価高への対抗策にもなる? 自炊を楽しむ2つのツール
実りの秋真っ盛りで、食べ物がおいしい季節になりました。物価高により食費を節約している人も多いでしょう。明るく乗り切るツールについて考えます。
宮﨑真紀子

執筆者:宮﨑真紀子(みやざき まきこ)

ファイナンシャルプランナーCFP(R)認定者、相続診断士

大阪府出身。同志社大学経済学部卒業後、5年間繊維メーカーに勤務。
その後、派遣社員として数社の金融機関を経てFPとして独立。
大きな心配事はもちろん、ちょっとした不安でも「お金」に関することは相談しづらい・・・。
そんな時気軽に相談できる存在でありたい~というポリシーのもと、
個別相談・セミナー講師・執筆活動を展開中。
新聞・テレビ等のメディアにもフィールドを広げている。
ライフプランに応じた家計のスリム化・健全化を通じて、夢を形にするお手伝いを目指しています。

残りものの活用から有名店の味まで ネットを味方に

物価高で生活が苦しくなったと感じる人は多いでしょう。食費の節約というとつらそうですが、今日は“自炊を楽しむ”2つのツールに注目します。
 
コロナが落ち着き、会食のお誘いが増えたという方も多いでしょう。マスクが外れたので会話も弾み、料理を存分に堪能できる食事会は楽しいものです。そんな中、有名料理人のお店で取材をする機会が2回ありました。お2人とも大御所なので、それなりの年齢ですが、「最近はユーチューバーとしても活躍している」という共通点を見つけました。
 
そこで、1つ目の活用ツールはYouTubeなどの動画サイト・アプリです。料理本も見て楽しいのですが、作り方の分かりやすさでは動画に軍配があがります。
 
動画サイトには家庭料理が多く掲載されています。先の大御所たちのレシピも特別な食材は必要ありません。例えば、節約の味方とされているモヤシも、ひと工夫で逸品に変身します。
 

助っ人は大型スーパー!?

先日、筆者はオープンしたばかりの食品スーパーに行きました。日曜日だったこともありかなり混雑していましたが、品ぞろえが豊富でしたので念入りに見て回りました。
 
半生ラーメンの売り場で、男性が「こんなに便利なものがあるのなら、作っても良いな」とポツリと独り言。筆者も半生ラーメンの種類の豊富さに驚きました。
 
かつては、自宅で作るインスタントラーメンは、袋に入った乾麺タイプが主流でした。また、熱湯を注いで3分ででき上がるカップ麺タイプは、もっとも手軽に作れるラーメンです。
 
日本人にはラーメン好きの方が多くいらっしゃいます。好きな味を求めてしょっちゅう外食したり旅行したりしていると、家計にとっては打撃が大きいものです。
 
しかし、今やスーパーやコンビニでも、「有名店監修」と称した商品が並んでいます。“気になる店の味を味見して、気に入れば実際に行ってみる”“旅先で気に入った味を自宅で食する”などの気持ちで、食卓で旅行気分を味わえるかもしれません。
 
半生ラーメンにおいても同様に、先出のカップ麺のようにバリエーションが豊富になっています。自分の好みで食材をトッピングすれば、その日の気分でアレンジできます。
 
コロナ禍以降、在宅勤務が増えたこともあり、自炊の機会が増えました。食品メーカーも時短で調理できる商品を増やしています。本格的に料理するためには何種類かの調味料が必要になります。
 
便利な合わせ調味料も各種ありますので、これらを使うと、調味料を使い切れずに無駄にすることもありません。メーカーのサイトには、使い方の動画やアレンジの仕方などの情報が載っていたりしますので参考になります。
 
日頃の買い物には、ゆっくり時間をかけることは少ないかもしれません。ですが、たまに大型の食品スーパーを探索してみると、「私にも簡単に作れそう」と思える商品を見つけられるかもしれません。ということで、自炊を楽しくする2つ目のツールは、大型食品スーパーです。
 

節約の基本はメリハリ消費

会食の機会が増えたのはうれしいですが、やはり予算はオーバーになりがちです。せっかくの楽しい時間をお断りすることは避けたいところです。そこは「メリハリ消費」で乗り切りましょう。ハレの日を存分に楽しみ、その他の日はしっかり節約。とはいってもつらい節約は続きませんので、楽しく自炊の日を増やしませんか?
 
執筆者:宮﨑真紀子
ファイナンシャルプランナーCFP(R)認定者、相続診断士

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