更新日: 2024.10.10 貯金
日本では「5分の1」の世帯が貧困!? 貯蓄100万円未満の世帯はどのくらい? 母子世帯で「生活が苦しい」は7割超え
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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国民の1/5が貯蓄100万円未満
厚生労働省は3年ごとに大規模な調査を行っています。その結果は国民生活基礎調査にまとめられており、国民生活の基礎的事項を知ることができます。今回注目したのは、調査の中でも「各種世帯の所得等の状況(2022年)」です(図表1)。
図表1
厚生労働省 国民生活基礎調査 2022年 各種世帯の所得等の状況 各種世帯の貯蓄額階級別構成割合より抜粋
「貯蓄がない」と回答した割合は全世帯の11%、貯蓄「50万円未満」が4.3%、「50~100万円」が3.4%となっています。つまり貯蓄100万円未満の世帯は、合計で18.7%というわけです。日本全国で5分の1から6分の1の世帯が貯蓄100万円未満という事実に驚かされます。
これは全世帯の割合ですが、高齢者世帯に限ってみれば17.7%、児童のいる世帯は16.5%、母子世帯は41.6%の世帯が貯蓄100万円未満、という結果になっています。