エアコンの「電気代」と灯油ストーブの「灯油代」、1ヶ月でいくらかかる？

配信日: 2023.12.04 更新日: 2024.10.10

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冷え込みが厳しくなる冬場は、部屋の中にいても寒さを感じることがあります。暖房器具を利用して自宅でも快適に過ごしたいと考えますが、その際に気になるのが電気代や灯油代です。本記事では、エアコンと灯油ストーブを利用した際にかかる費用を、それぞれ算出します。また、暖房器具を効率よく利用するポイントも紹介します。

執筆者：FINANCIAL FIELD編集部（ふぁいなんしゃるふぃーるどへんしゅうぶ）

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1 冬の暖房器具 1.エアコンにかかる電気代
2 冬の暖房器具 2.灯油ストーブにかかる灯油代
3 暖房器具の稼働費用を節約するポイント
4 エアコンと灯油ストーブを利用する際は熱を逃がさない工夫を！

冬の暖房器具 1.エアコンにかかる電気代

今回は、「アイリスオーヤマルームエアコン｜IRA-2804W」を使用した場合にかかる電気代を計算していきます。稼働を1日8時間とすると、1ヶ月にかかる電気代は以下の通りです。なお、電力料金の目安単価は、公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会が公表している「31円/kWh(税込み)」を用います。

・消費電力110W時（最小時）
0.11kWh×8時間×31円/kWh＝約28円

・消費電力1400W時（最大時）
1.40kWh×8時間×31円/kWh＝約347円

約28～347円×30日＝約840～1万410円

エアコンを1日8時間稼働させた場合の1ヶ月の電気代は、約840～1万410円であることが分かりました。

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冬の暖房器具 2.灯油ストーブにかかる灯油代

今回は、「トヨトミ石油ストーブ RS-H29N」を使用した場合にかかる灯油代を計算していきます。稼働はエアコン同様1日8時間とし、1ヶ月にかかる灯油代は以下の通りです。

なお、経済産業省資源エネルギー庁が公表する石油製品価格調査の調査結果によると、2023年11月27日時点の灯油価格は115.8円／Lです。

・燃焼継続時間：約12.9～15.2時間
・油タンク容量：3.6L

1日8時間稼働させたときに消費する灯油量
8時間／日÷約12.9～15.2時間×3.6L＝約1.9～2.2L

約1.9～2.2L×115.8円／L＝約220～255円／日
約220～255円×30日＝約6600～7650円

灯油ストーブを1日8時間稼働させた場合の1ヶ月の灯油代は、約6600～7650円であることが分かりました。

暖房器具の稼働費用を節約するポイント

ここでは、エアコンや灯油ストーブなどの暖房器具を使う際にかかる費用を、節約するためのポイントを紹介します。効率よく部屋を暖めるためには、暖かい空気を逃がさない工夫と、冷たい空気を入れない工夫が大切です。

節約方法 1.暖房の風は下向きにする

温かい空気は上にたまりやすいため、エアコンの風向きを下にすると、下から上に温かい空気が循環するため、設定温度を高くしなくても、部屋が暖まりやすくなります。また、空気を循環させるために、サーキュレーターや扇風機の使用もおすすめです。設定温度や風量を上げずに済むため、節約につながるでしょう。

節約方法 2.室外機の周りを整理する

室外機の周辺に物を置いていて、空気の取り込みがしにくい状態だと、暖房効率が低下してしまいます。空気の通りをよくするためにも、室外機の周りには物を置かないようにしましょう。また降雪のある地域では、室外機周辺に雪が積もることで、室外機内に雪が吸い込まれて効率が下がるリスクがあるため、防雪フードや防雪ネットでの対策をおすすめします。

節約方法 3.断熱シートで冷たい空気を遮断

効率よく部屋を暖めるためには、冷たい空気が入ってこないように、断熱シートの利用がおすすめです。例えば、断熱効果のあるカーテンや、窓・床用断熱シートです。また冷気がすき間から入ってこないように、窓やドアのすき間を埋めるシートの利用などもおすすめします。

エアコンと灯油ストーブを利用する際は熱を逃がさない工夫を！

今回は、エアコンと灯油ストーブをそれぞれ稼働させたときにかかる費用を紹介しました。1ヶ月の暖房代は、エアコンが約840～1万440円、灯油ストーブが約6600～7650円と、稼働時の出力によってはエアコンのほうが暖房代は高くなりますので、寒さが厳しい地域では注意が必要です。

電気代や灯油代を節約しながら暖房器具を利用するためには、部屋の空気を循環させて、冷たい空気を入れないための工夫をしましょう。