更新日: 2024.10.10 家計の見直し
毎月の光熱費、こんなに使ってた? 一人暮らしの電気代は見直せるもの?
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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最新統計データから見る、一人暮らしの電気代
実際にどれくらいの電気代を払っているのか、最新の統計データを見てみましょう。総務省統計局の家計調査によると、34歳以下の一人暮らしの月平均電気代は4768円です。年齢が上がると、電気代も少しずつ高くなっていき、60歳以上では平均7670円もかかります。
節約の前に知っておこう。電気代の計算方法って?
電気代を節約するには、まずはどうやって料金が計算されているのかを知ることが大事です。電気代は「基本料金」と「従量料金」に分かれています。基本料金は電力会社によって異なりますが、従量料金は使った電気の量によって決まります。これを知っておくと、どこで節約できるかが見えてきますよ。
基本料金:契約している電力会社との契約アンペア数によって決まり、一定の月額料金になります。一般的にアンペア数が大きいほど基本料金は高くなります。
従量料金:実際に使用した電気の量に基づいて計算される料金で、電気使用量が多いほど支払う金額も増えます。
従量料金にはいくつかの段階があり、使用した電気の量に応じて単価が変わる仕組みになっています。例えば、一定量までは1kWhあたりの単価が低いですが、その量を超えると単価が高くなる電力会社が多いです。
節約を考える時、基本料金は固定費なので変更することは難しいですが、従量料金は日々の電気の使い方でコントロールできるため、ここを意識することで、節約をすることが可能です。例えば、無駄な電気の使用を控える、効率の良い家電製品を使う、ピーク時間を避けて電力を使用するなどの工夫があります。
電気代を節約するための具体的な方法
統計データと比較して、あなたの電気代が平均よりも高ければ、節約のチャンスです。例えば、エアコンは温度設定を1度変えるだけで、消費電力が約10%変わると言われています。他にも以下のような方法がありますので、例示しておきます。
家電製品の省エネモードを活用する:
テレビやパソコンなどの省エネモードを利用して消費電力を抑える。
待機電力をカットするために、使用しない時はコンセントから抜く。
照明をLEDに変える:
白熱電球や蛍光灯よりも効率が良いLED電球に交換する。
必要以上に明るい照明を避け、適切な明るさを選ぶ。
電気製品の選び方を工夫する:
エネルギー消費効率が高い製品を選ぶ。
インバーター搭載の冷蔵庫やエアコンなど、最新技術を利用した節電に優れたものを選ぶ。
料理方法を見直す:
電子レンジや圧力鍋を使って、調理時間を短縮する。
食器洗い機の使用は満杯の時に限定する。
生活リズムを意識する:
電力使用のピーク時間(通常は夕方から夜にかけて)を避けて、電気使用量を分散させる。
昼間は自然光を活用する。
エアコンのフィルター清掃:
定期的にフィルターを掃除することで、エアコンの効率を上げる。
冷蔵庫の適正温度設定:
冷蔵庫は設定温度が低いと電力を多く消費するため、適正温度にする。
電気ポットの見直し:
長時間保温するより、必要な時に沸かす方が節電になります。
乾燥機を使用せず、自然乾燥:
乾燥機を使うわず自然乾燥させる。
省エネ認定商品の選定:
家電製品を選ぶ際には、「省エネ」に基づくトップランナー基準をクリアした製品やエネルギースター認定の製品を選ぶ。
家全体のエネルギーマネジメント:
スマートメーターやホームエネルギーマネジメントシステム(HEMS)を導入することで、家全体の電気使用状況を把握し、無駄な消費を見つけ出して削減。
パソコンの使用習慣を見直す:
パソコン使用後はスリープモードではなく、シャットダウン。
調理器具の工夫:
圧力鍋を使って短時間で調理。
小型の電気グリルやトースターを使用し、大型のオーブンの使用を減らす。
水周りの節電:
洗面所やキッチンの蛍光灯をLEDに変更する。
電気温水器の温度設定を見直し、適切な温度に設定する。
マルチタップの利用:
使用していない機器の電源を一括でオフにできるマルチタップを使用。
スイッチがついているものを選び、使わない時はオフに。
冷暖房の利用方法を工夫する:
エアコンではなく扇風機を使用する日を増やす。
エアコン使用時は、カーテンやブラインドで日差しを遮り、効率よく室温を保つ。
冷蔵庫内の整理整頓:
冷蔵庫内を適切に整理し、空気の循環を良くして効率的な冷却を行う。
冷蔵庫のドアの開閉回数を減らし、開ける時間も短くする。
細かい節約ですが継続することで大きな削減になります。こうした小さな行動が積み重なることで、電気代だけでなく、環境への影響も減らすことができるのです。
まとめ
今回は、一人暮らしの電気代について、平均的な金額と節約方法を見てきました。統計データを基に自分の使用状況を知り、日々のちょっとした工夫を続けることが大切です。電気代を賢く節約するには、便利なアイテムも活用するのも手です。
例えば、節電効果が高いとされる「省エネ家電」は、初期投資は必要ですが、長い目で見ると電気代の節約に繋がります。賢く節約して、快適な一人暮らしを楽しみましょう。
出典
総務省統計局 家計調査 家計収支編 単身世帯
2.男女,年齢階級別 単身世帯・勤労者世帯
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー