更新日: 2023.12.25 家計の見直し

食費や電気代を見直し済み。スマホも格安版に変更済みです。ほかに削れるところって何でしょうか?

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

食費や電気代を見直し済み。スマホも格安版に変更済みです。ほかに削れるところって何でしょうか?
物価高の影響などで、今まで以上に節約を意識している家庭が多いことでしょう。食費や光熱費は生活費のなかで大きな割合を占めるため、節約効果が期待できますが、それ以外でも削れるところはあります。本記事では、多くの人が取り組んでいる家計の見直し項目やその際に課題になり得ること、困ったときの対処法について解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

食費や光熱費以外で削れる項目とは

「ほけんのFP」を運営する株式会社フェリクルー(大阪市淀川区)が行った「『家計の見直しに関する意識と実態』に関する調査」の結果を見てみましょう。同調査は2023年11月に、全国の30~50代の社会人(100人)に対して実施したものです。
 
同調査では、「見直しに取り組んでいる、または取り組んだことのある項目」についてたずねており、食費(42%)と光熱費(39%)に次いで、娯楽費(31%)や保険(22%)、税金(14%)、家賃やローン(9%)などが見直し対象に挙げられました。
 
家賃を下げるには引っ越しが必須のため難しいといえますが、保険や税金の節約について今まで取り組んだことがない場合には、この機会に見直してみることをおすすめします。
 

家計の見直しにおける課題

同調査では、「家計の見直しを行う上で課題となり得ると感じるもの」についても質問しています。結果は、割合が高かった順に、「生活習慣の見直しが難しい(54%)」「知識や情報がない(43%)」「見直す時間がない(23%)」「相談できる人がいない(11%)」となりました。
 
例えば、「外食の頻度を減らせば食費が浮く」ことは分かっていても、一度身に付けた習慣や慣れ親しんだ行動を変えるのは難しく、無駄をなくすうえでの課題になっているといえます。
 
また、税金や保険の見直しについては知識や情報が必要ですが、それらが不足しているため具体的な行動に移せないと感じている人も多いようです。さらに、相談できる人がいないと回答している人もいました。まとめると、家計の見直しに関しては、第三者によるサポートへの潜在的ニーズがあることが分かります。
 

節約のために削りたくない項目は?

アウトドアメディアの「TACKLE NOTE」を運営する株式会社ベストアクティ(宮城県仙台市)では、「節約のために削りたくない項目」についてのアンケートを実施しています。
 
こちらは2023年9月に10~60代の男女(100人)に対して実施したものです。その結果、圧倒的に1位になったのは、食費(38人)でした。次いで、医療費(25人)、交際費(8人)、娯楽費(8人)、水道光熱費(7人)となっています。
 
1位の食費を削りたくない理由としては、「体や健康の基本となるため」「できるかぎりおいしいものを食べたい」「食事は必要なだけでなく楽しみでもある」などの声が寄せられました。また、2位の医療費については、「病院に行かずに病気になってしまっては意味がない」「早期発見を逃してしまっては大変」といった声がありました。
 

困ったときはお金の専門家に相談しよう

節約というと、まず「食費を減らそう」と思う人が多いかもしれません。ただし、食事は健康の維持に欠かせないものであり、極端に削りすぎると心身の健康に影響を及ぼす可能性もあるため、無理は禁物です。
 
家計の見直しがうまく進まないときには、ファイナンシャルプランナーのようなお金の専門家に相談してみるのも手です。税金や保険まわりの相談に乗ってくれるほか、第三者の視点から生活習慣もチェックしてくれます。お金の悩みや不安を解消してストレスのない日常を送るために、まずは気軽に無料のところなどから相談してみてはいかがでしょうか。
 

出典

株式会社フェリクルー 「家計の見直しに関する意識と実態」に関する調査
株式会社ベストアクティ 節約のために削りたくない費用についてアンケート
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

ライターさん募集