土日は「エアコン」をつけっぱなし!「48時間」で電気代はどれくらいになる? 金額を試算してみた
配信日: 2024.01.11 更新日: 2024.10.10
ただし、問題は電気代です。エアコンを土日の「48時間」つけっぱなしにするとなると、電気代が心配になるのは当然です。そこで、本記事ではエアコンの暖房を「48時間」つけっぱなしにした場合の電気代と、簡単にできる省エネ法を解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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エアコンの暖房を「48時間」つけっぱなしにした場合の電気代
ここでは、暖房の消費電力が440Wのエアコン(6畳用)と515Wのエアコン(8畳用)を、「48時間」つけっぱなしにした場合の電気代を算出します。電気代を算出するためには、まずエアコンの暖房を1時間つけっぱなしにした場合の電気代を計算します。
目安単価は、31円/kWh(全国家庭電気製品公正取引協議会)です。そのため、消費電力が440Wのエアコンの1時間あたりの電気代は、13.64円(440W÷1000×31円/kWh)になります。次に、48時間つけっぱなしにした場合の電気代を計算すると、654.72円です(13.64円×48時間)。
同じく、515Wのエアコンを「48時間」つけっぱなしにした場合の電気代を計算すると、766.32円になります(15.965円×48時間)。なお、この生活を1ヶ月続けた場合の電気代は、消費電力が440Wのエアコンで3273.6円、消費電力が515Wのエアコンで3831.6円です(土日が5回ある場合)。続く2ヶ月は土日が4回ずつと仮定すると、3ヶ月間の合計は8511.36円と9962.16円になります。
エアコンの電気代を節約する方法
前項目では、エアコンの暖房を「48時間」つけっぱなしにした場合の電気代を算出しました。この金額を高いと思うかどうかは人それぞれですが、平日の帰宅後もエアコンを使うとなると、電気代はさらにかさむことになります。そこで、少しでも電気代を減らすために、簡単にできる省エネ法を紹介します。
・室温を20度にする
環境省や大手家電メーカーでは、省エネのために推奨する室温目安を20度としています。電気代の節約にもなるため、無理のない範囲で室温20度を実践してみましょう。
・フィルターを掃除する
フィルターの網目にほこりが詰まっていると風の通りが悪くなり、その結果として余分な電気を消費してしまいます。このような事態を避けるためにも、フィルターは定期的に(1ヶ月に1~2回程度)掃除をしてほこりを取り除きましょう。
・空気を循環させる
暖かい空気は部屋の上部に滞留する性質があります。この状態が部屋の温度を下げる要因の1つになっているため、空気を循環させるための対策が必要になります。サーキュレーターや扇風機で部屋の空気を循環させて、暖かい空気を部屋全体に行き渡らせるのが効果的な対策です。部屋全体がぬくもりを保っていれば、設定温度を下げることにもつながるでしょう。
・厚手のカーテンを使用する
外からの冷気を遮り部屋のぬくもりを保つためには、床まで届く厚手のカーテンが効果的です。カーテンを二重にしても同様の効果が期待できます。
電気代の節約のためにも省エネを実践しよう
エアコンを「48時間」つけっぱなしにした場合の電気代は、消費電力が440Wのエアコンで654.72円、同515Wのエアコンでは766.32円になります。3ヶ月間(土日×13週)の合計では、8511.36円と9962.16円です。消費電力は常に一定ではないため、実際はもう少し安くなることもあるでしょう。
しかし、エアコン使用時期が3ヶ月以上になれば、土日だけの合計額だけで1万円を超える可能性も考えられます。だからといって、体を冷やすことは体に良くないため、本記事で紹介した省エネ法を実践して電気代の節約に努めましょう。
出典
全国家庭電気製品公正取引協議会 よくある質問
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー