更新日: 2024.01.17 貯金

毎月「5万円」貯蓄したいけれど、夫の手取りが28万円…パートでいくら稼げばよいですか?

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

毎月「5万円」貯蓄したいけれど、夫の手取りが28万円…パートでいくら稼げばよいですか?
老後のために、今から計画的に貯蓄している方もいらっしゃるでしょう。毎月決まった額を貯金するには、収支を把握してうまくやりくりしなければなりません。物価高騰が続くなかで支出が大きくなりつつあるため、家庭によっては共働きが必要になるケースもあるでしょう。
 
そこで今回は、月に5万円貯金する場合いくら収入が必要なのかを解説します。
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二人以上の世帯における消費支出

まずは、毎月いくらの支出が想定されるのかを見てみましょう。
 
総務省統計局の「家計調査年報(家計収支編)2022年(令和4年)」によると、二人以上の世帯における消費支出は、月に29万865円とのことです。前年と比較して名目4.2%増加しており、物価高騰の影響を感じます。なお「名目増減率」とは、1 世帯当たりの収入(勤労者世帯のみ)および支出金額の増減率を指し、物価水準の変動の影響を受けている数値です。
 
世帯収入(夫のみ勤労)が手取りで月28万円の場合、上記の支出であれば1万円ほど足りないことが分かります。
 

毎月5万円を貯金するならパートでいくら稼ぐ必要があるのか?

世帯収入が月に28万円の家庭が毎月5万円を貯金する場合、支出を減らすか収入を増やす必要があります。夫のみが働いているのであれば、共働きで収入を増やすことも選択肢のひとつです。
 
妻がパートを始める場合、足りない1万円(平均支出より算出)と貯蓄の5万円で、6万円稼ぐ必要があります。
 
ただし生活スタイルによって収支は異なりますので、それぞれの家庭に合った資金計画を立てることが大切です。
 

計画的に貯金するコツ

毎月無理なく貯金を続けるには、計画性を持つことが大切です。効率良くお金を貯めるコツは、以下の通りです。
 

●毎月の収支を把握する
●固定費を見直す
●先取り貯蓄のサービスを活用する
●貯金用の口座を作る
●収入源を増やす

 
まずは、毎月の家計をチェックして収支を把握することが大切です。支出が多いようであれば、節約できる部分がないかを考えます。
 
節約と聞くと食費や光熱費を意識しがちですが、節約として効果が得られるのは「固定費」の削減といわれています。通信料や保険など、毎月決まったお金を支払うものは、プランを見直すことで大幅な節約につながる可能性があるのです。
 
ほかには、先取り貯蓄のサービスを利用したり、貯金専用の口座を用意したりするのも効果的です。「知らない間にお金を使ってしまい、なかなか貯金できない」といった方は、上記の方法を試してみましょう。
 

老後資金の準備は計画的に始めよう

老後資金の準備は、早いうちから計画的に進めておくことがポイントです。毎月の収支を把握して「いくら貯金に回せるのか」「いつまでにいくら必要なのか」を明確にするとお金を貯めやすくなります。
 
支出が多い、もしくは収入が少ないとお悩みの方は、共働きも視野に入れて検討しましょう。貯金に回す分も含めて、毎月必要なお金から逆算すると、いくらプラスで稼げばいいのか分かります。
 

出典

総務省統計局 家計調査年報(家計収支編)2022年(令和4年)結果の概要

 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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