「豚汁」は具だくさんでコスパ良し? 実際のところ栄養的にはどうなの? コスパ・栄養について検証

配信日: 2024.03.20 更新日: 2024.10.10

この記事は約 5 分で読めます。
「豚汁」は具だくさんでコスパ良し? 実際のところ栄養的にはどうなの? コスパ・栄養について検証
豚汁は具だくさんで、低カロリーながら栄養満点の食材がふんだんに使われているため、健康やダイエットにとても役立つメニューです。特に寒い季節には体を温め、免疫力を高める効果があります。また、豚汁は満足感が高いため、食べ過ぎを防ぐことにもつながります。
 
本記事ではそんな豚汁の魅力を、栄養面を中心に余すことなく解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

【豚汁は栄養満点!】豚汁に含まれる栄養価満点の具材を紹介

豚汁の具材はみそも含めて、どれも栄養価満点です。ここでは豚汁によく使われる具材の特徴を紹介します。これらの具材を使うことによって、豚汁の栄養価はさらに向上し、さまざまな健康効果を期待することができます。普段何気なく食べている各具材に含まれる栄養や健康への影響・効果を、新たに発見してみてください。
 

みそ

みそは発酵食品で、腸内環境を整える有益な菌を含んでいます。これにより免疫機能が強化され、全体的な健康状態が改善されます。また、みそに含まれる酵素は消化を助け、ビタミンB群はエネルギー代謝を促進します。
 

豚肉

豚肉は優れたたんぱく質源であり、豊富に含まれているビタミンB1は炭水化物の代謝を助け、エネルギー産生に不可欠です。疲労回復やストレス軽減、神経系の健康維持にも役立ちます
 

大根

大根は、低カロリーでありながらビタミンC、カリウム、食物繊維などの栄養素が豊富です。ビタミンCは免疫機能の強化や肌の健康維持に役立ち、カリウムは体内の水分バランスを正常に保ち、血圧の調整にも寄与します。
 

にんじん

にんじんはβカロテンが豊富で、体内でビタミンAに変換されます。ビタミンAは目の健康を保つだけでなく、皮膚や粘膜のバリア機能を強化し、感染症から身体を守ります。また、抗酸化作用も持ち、体内の自由基から細胞を守ることで、老化防止や疾病予防にも貢献します。
 

ごぼう

ごぼうは食物繊維が非常に豊富で、特に不溶性食物繊維が多く含まれています。これは腸の動きを活発にし、便秘解消に役立つだけでなく、血糖値の急上昇を抑える効果もあります。
 

ネギ

ネギに含まれる硫化アリルは強い抗菌作用を持ち、風邪の予防や免疫力の向上に役立ちます。また、ビタミンA、Cをはじめとする多くのビタミンを含み、これらは体の抵抗力を高め、健康維持に不可欠です。
 

豆腐

豆腐は大豆から作られ、高品質な植物性たんぱく質を豊富に含みます。たんぱく質は体の修復や成長に必要で、特に大豆たんぱく質はコレステロールレベルの低下に役立つとされています。また、豆腐にはカルシウムや鉄分も含まれており、骨の健康や貧血予防にも効果的です。
 

【健康増進!】豚汁が健康によい理由3選

豚汁に含まれる個別の具材が栄養満点なのは理解いただけたと思いますが、豚汁の魅力はそれだけではありません。ここでは豚汁が健康によい理由を具体的に3点紹介します。
 

代謝が上がる

冬場は体温が下がりがちで、それに伴い基礎代謝も低下しやすくなります。豚汁の温かさは体温を上昇させ、その結果として代謝も向上します。また、豚肉に含まれるビタミンB1は糖質の代謝を助けるため、豚汁を摂取することでエネルギー消費が促進され、健康的な体重管理に貢献します。
 

便秘解消に役立つ

豚汁に含まれる野菜類は、食物繊維を豊富に含んでいます。食物繊維は腸内の環境を整えるため、便秘の解消に有効です。特に、ごぼうや大根などの根菜類は不溶性食物繊維が豊富で、腸の動きを活発にして便通を良くします。
 

暴飲暴食を防ぐ

豚汁の具材の中には、満腹感を与えるためのたんぱく質や食物繊維が豊富に含まれています。これにより、少量で満足感を得ることができ、結果として無意識の間食や食べ過ぎを防ぐことができます。
 

【さらに効果アップ】豚汁を作る・食べる際のポイント3選

ここでは豚汁をさらに健康的かつ栄養バランスの良いものにするポイントを3つ紹介します。これらのポイントを取り入れながら、美味しく、健康的な豚汁をお楽しみください。
 

栄養価の高い具材を工夫する

豚汁の具材には様々な選択肢があります。野菜については、色鮮やかなものを選ぶと、ビタミンやミネラルが豊富に含まれています。例えば、紫の野菜はアントシアニンが豊富で、赤やオレンジの野菜にはβカロテンが多く含まれています。これらの栄養素は抗酸化作用があり、体の老化防止や免疫力向上に役立ちます。
 

豚肉の部位を選ぶ

豚肉は他の肉に比べてビタミンB1が豊富ですが、脂質の含有量に注意が必要です。脂質が少ない部位を選ぶだけでなく、さらに健康的にするためには、肉を茹でる、蒸す、またはグリルするなどの調理方法を選び、余分な脂を落とすと良いでしょう。
 

ごはんの量はほどほどに

豚汁と一緒に食べるごはんの量を控えることで、食事全体のカロリーを管理しやすくなります。さらに健康的な食事を目指す場合、白米の代わりに雑穀米や玄米を選ぶと、食物繊維やビタミン、ミネラルをより多く摂取することができます。これにより、血糖値の急上昇を抑え、長時間満腹感を保つことが可能です。
 

【豚汁はコスパも最強!】スーパーで安く売っている具材で豚汁をつくろう!

節約志向の強い方々にとって、豚汁は経済的にも非常に魅力的な料理です。特に、業務スーパーなどで販売されている「味噌汁の具」や「冷凍豚肉」を使用することで、一層のコストダウンが可能です。
 
例えば、「味噌汁の具」は、大根、人参、ごぼうなど、通常豚汁に使う野菜がすでにカットされており、約100円程度で購入できるなど、コストパフォーマンスに優れています。また、冷凍の豚切り落とし肉は、使用量に応じて必要な分だけを解凍して使用できるため、無駄なく経済的です。
 

豚汁はコスパ最強の栄養食!

豚汁はコストパフォーマンスが高く、栄養価も豊富なので、健康やダイエットに最適なメニューです。カット済みの具材を使えば、手軽に調理でき、忙しい日の食事にも最適です。このような特性を生かし、冬の定番として、また日々の健康管理に取り入れてみてはいかがでしょうか。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

PR
FF_お金にまつわる悩み・疑問 ライターさん募集