【食洗器vs手洗い】食洗器だと”水道光熱費”が年間「6500円」も節約に!?使い方のポイントとは
配信日: 2024.04.16 更新日: 2024.10.10
そこで今回は、手洗いと食洗機にかかる水道光熱費を比較しました。さらに、食洗機にかかる水道光熱費をより節約するためのポイントもまとめています。「食洗機で家事の負担を減らしつつ節約もしたい」と考えている方は、ぜひ参考にしてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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「手洗い」と「食洗機」の水道光熱費を比較してみた
実際に、「食器を手洗いする場合」と「食洗機を使用する場合」とでは、水道光熱費にどれだけの差が生じるのかを見てみましょう。
経済産業省資源エネルギー庁の省エネポータルサイト「無理のない省エネ節約」では、手洗いと食洗機におけるおおよその水道光熱費が発表されています。
双方の水道光熱費は、表1の通りです。
●手洗い:給湯器(40度)、使用水量65リットル/回(冷房期間は給湯器を使用しない)
●食洗機:給水接続タイプで標準モードを使用
●手洗い、食洗機ともに、1日2回実施
表1
食器を洗う方法 | 年間の水道光熱費の使用量 | 年間の水道光熱費 |
---|---|---|
手洗い | ガス:81.62立方メートル | 約2万5560円 |
水道:47.45立方メートル | ||
食洗機 | 電気:525.20キロワットアワー | 約1万9090円 |
水道:10.80立方メートル |
※経済産業省資源エネルギー庁 省エネポータルサイト「無理のない省エネ節約 キッチン 食器洗い乾燥機」を基に筆者作成
表1によると、食洗機のほうが年間およそ6470円節約できることが分かります。食器洗いの回数や時間によって水道光熱費は変動しますが、今回の検証条件では食洗機のほうが節約できるといえるでしょう。
食洗機で水道光熱費を節約するポイント
食洗機のほうが節約を期待できることが分かりましたが、使い方によってより水道光熱費をおさえられるかもしれません。
食洗機を使用する際は、以下のポイントを意識してみましょう。
●食器をまとめて洗い、使用回数を減らす
●食器が少ない場合には「少量コース」などを選択する
●汚れや食べ残しを予洗いする
●洗浄後は余熱で乾燥させる
●洗剤は適量を使用する
食洗機を使う回数が少なければ、その分水道光熱費を節約できます。夕食後にまとめて使用するなど、使うタイミングを決めておくとよいでしょう。
また、洗う食器の量や汚れ具合に応じて洗浄コースを変更することで、無駄な洗剤や水を使用しなくて済みます。最近では、適量の洗剤を自動で投入してくれる機能や節約モードでの洗浄が搭載されている製品もあるため、これらの機能をうまく活用することで高い節約効果が期待できるでしょう。
食洗機を使うことで手洗いよりも年間およそ6500円節約できる可能性がある
食洗機を使うことで、手洗いするよりも水道光熱費を年間6500円ほど節約できる可能性があります。ただし、1日に使う食器の量は家庭やライフスタイルによっても異なります。そのため食洗機で節約できる金額は変わるでしょう。
今回ご紹介したポイントを意識することで、より節約できるかもしれません。さらに食洗機は節約だけでなく、家事の負担も軽減できるため一石二鳥です。
出典
経済産業省 資源エネルギー庁 省エネポータルサイト 家庭向け省エネ関連情報 無理のない省エネ節約 キッチン 食器洗い乾燥機
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー