更新日: 2024.10.10 その他家計
電気ポットを1日中つけっぱなしにしています。母は「すぐ使いたいときに便利だから」と言いますが、こまめに切ったほうが節約になりますよね?
便利だからとつけっぱなしにすると、電気代が気になるでしょう。本記事では、電気ポットのつけっぱなしは、本当に節約の敵なのかご紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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電気ポットの電気代:その都度沸かす方がお得
電気ポットをつけっぱなしにすると、保温機能が働き続けるため電気代がかかります。
具体的には、電気ポットの1日あたりの電気代相場は約18~40円のようです。これは「湯沸かし2回/1日、再沸とう1回/1日、保温90度で23時間/1日、365日/年間」の場合で算出しています。これはあくまでも目安であり、電気ポットの種類や設定温度、使用時間によって異なります。
電気ケトルとの比較
電気ケトルでお湯を沸かすのにかかる電気代は、1回あたり約0.5~3円程度です。電気ポットの保温機能と比べると、沸かす回数にもよりますが節約できているといえるでしょう。
つけっぱなしは電気代節約に不利
電気ポットは、いつでも熱湯を使える便利なアイテムですが、つけっぱなしにすると電気代が高くなる可能性があります。一方、こまめに電気ポットを切ると、その都度お湯を沸かす手間がかかりますが、電気代を節約できます。
電気ポットの保温機能を節約する方法
電気ポットの保温機能を節約する方法をご紹介します。
保温温度を下げる
保温温度を下げることで、電気ポットが消費する電力を減らすことができます。例えば、95℃から60℃に下げるだけで、電力消費が減少します。
必要な時だけ保温する
お湯を沸かした後、すぐに使う予定がなければ、保温機能をオフにしましょう。また、長時間家を空ける場合は、コンセントを抜くという方法もあります。
適量のお湯を沸かす
必要以上にお湯を沸かすと消費電力が増えます。使用する量だけお湯を沸かすようにしましょう。
再沸とうの回数を減らす
再沸騰は電力を大量に消費します。お湯が冷めないように、保温機能を上手に活用しましょう。
これらの方法を試すことで、電気ポットの保温機能を節約しながら、便利にお湯を使うことができます。ただし、これらの方法がすべての電気ポットに適用できるわけではないので、自分の電気ポットの取扱説明書を確認することをおすすめします。
電気ポットの賢い使い方
以下では、電気ポットを賢く使うための方法をご紹介します。
電気ケトルと併用する
電気ケトルはお湯を素早く沸かすのに適しています。そのため、急いでお湯が必要なときや少量のお湯を使用する場合は、電気ケトルを使用すると効率的です。一方、電気ポットは保温機能がありお湯を長時間温かく保つことができるため、使いたいときにすぐにお湯を使うことができます。
真空断熱構造の電気ポットを選ぶ
真空断熱構造の電気ポットは保温性能が高く、お湯を長時間温かく保てるため、お湯を沸かす回数を減らし、電気代を節約することができます。
エコモード搭載の電気ポットを利用する
エコモード搭載の電気ポットは、省エネ機能が備わっており、電気を節約できます。エコモードは、お湯を温かく保つために必要な電力を最小限に抑えることが可能です。
湯沸かしには電気ケトルがおすすめ
電気ケトルは、近年ますます人気が高まっているキッチン家電です。電気ケトルならではのさまざまなメリットを紹介します。
圧倒的に速い湯沸かし速度
電気ポットよりも圧倒的に速くお湯を沸かすことができます。一般的な電気ケトルであれば、約1分で水が沸騰します。忙しい朝や、すぐに熱いお湯が必要な時などに最適です。
省エネ設計で電気代を抑えられる
電気ケトルは、必要な量だけのお湯を沸かすことができるため、電気ポットよりも電気代を節約することができます。また、保温機能がないため、待機電力もかかりません。
場所を取らないコンパクトなサイズ
電気ケトルは、電気ポットよりもコンパクトなサイズなので、キッチンに置いても場所を取らずに済みます。一人暮らしの方や、キッチンが狭い方にもおすすめです。
必要な湯量の目安は、一人暮らしであれば0.8~1リットル、家族で使用する場合は1.2~1.5リットルがおすすめです。
安全設計で安心
電気ケトルは、空だき防止機能や自動電源オフ機能など、安全設計が充実しています。小さなお子さまがいる家庭でも安心して使用できるでしょう。
「こまめに切る」ことが節約にはならない
電気ポットをつけっぱなしにすると、保温機能が働き続けるため電気代がかかるため節約になりません。また、こまめに電気ポットを切っても、その都度お湯を沸かす必要があるため電力を消費します。頻繁にお湯を使う場合は、保温機能を利用した方が電気代節約につながるでしょう。
しかし、電気代は電気ポットの使用頻度や機種・性能も大きく関係しています。節約するためには、自分のライフスタイルと電気ポットの性能を考慮して、最適な使い方を見つけることが重要です。
出典
一般社団法人日本電機工業会 電気ポット 消費電力量測定方法
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー