夏場は「自宅で野菜」を育ててスーパーで購入しないようにしたいと思っています。1ヶ月でどれくらい節約になりますか?

配信日: 2024.08.23 更新日: 2024.10.10

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夏場は「自宅で野菜」を育ててスーパーで購入しないようにしたいと思っています。1ヶ月でどれくらい節約になりますか?
野菜は収穫量によって価格の変動が大きいため、なるべくならいつも安定した価格で購入したいものです。また、購入費の節約と農薬の心配などから、家庭菜園をしてみたいと思う人もいるかもしれません。本記事では、スーパーで野菜を購入する際の平均額と野菜の種の価格を比較し、家庭菜園で節約ができるのかを紹介します。
FINANCIAL FIELD編集部

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夏場の野菜購入にかける平均金額

本項では、家計調査の2人以上世帯の情報をもとに、8月の野菜購入にかける費用の推移を図表1にまとめました。
 
図表1

2023年8月 5752円
2022年8月 5800円
2021年8月 5951円
2020年8月 6922円
2019年8月 5502円
2018年8月 5936円
2017年8月 5479円
2016年8月 5718円
2015年8月 5973円
2014年8月 5539円

総務省統計局「家計調査(家計収支編)時系列データ(二人以上世帯)」を基に筆者が作成
 
8月の購入費用をみてみると、毎年5500~6000円ほどの金額をかけていることが分かります。
 

夏野菜の種の価格

本項では、夏野菜を自宅で育てる際に購入する種の価格相場を紹介します。図表2はネット販売サイトから筆者がまとめたもので、種の価格はメーカーや購入方法によって変動するため、あくまで参考としてご覧ください。
 
図表2

トウモロコシ 約330円~
オクラ 約220円~
ゴーヤー 約500円~
キュウリ 約440円~
ナス 約330円~
トマト 約330円~
ピーマン 約550円~

ネット販売サイトの価格を基に筆者が作成
 
夏野菜の種は、200~500円ほどから購入できると分かります。すべての種を購入したとしても2500円ほどであるため、うまく育てられればスーパーで野菜を購入するより節約できるといえるでしょう。
 

野菜を無駄にせず節約するためのポイント

本項では、購入したり育てて収穫したりした野菜を無駄にせず、食費を節約するためのコツを紹介します。食費を節約するためには、安く入手した野菜を余すことなく使うよう心掛けましょう。
 

まるごと冷凍する

すぐに使わないトマトやピーマン、ナスなどは、まるごと冷凍用の保存袋に入れて冷凍しましょう。トマトやミニトマトは、ヘタがついたまま冷凍します。利用する際は5分ほど室温に置いておくだけでそのまま包丁で切れます。水にさらせば皮が簡単にむけるため、すぐに料理に利用できるでしょう。
 
ピーマンも、カットするよりまるごと冷凍したほうが劣化は少なく、解凍したときにおいしく食べられます。トマトと同じく解凍時は、室温に5分ほど置いておくだけで問題ありません。自然解凍した後は、水気を絞ればおひたしとして利用できます。
 
ナスも切断部分から劣化が進みやすいため、まるごと冷凍保存がおすすめです。室内に5分ほど置いて自然解凍したらそのまま炒め物や煮物などに利用できます。解凍後に水気を絞れば、生のままおひたしとしても食べられます。
 

食べやすい大きさに切って冷凍する

ゴーヤーを保存する際は、食べやすい大きさの薄切りや輪切りにしてから、冷凍用の保存袋に入れて冷凍します。料理に使うときは、凍ったまま炒め物やマリネにできます。自然解凍して水気を絞ればおひたしにもなり便利です。ゴーヤーの苦みが気になる方は、塩もみしてから冷凍するのがおすすめです。
 
パプリカも、乱切りや細切りなどの食べやすいサイズに切ってから、冷凍用の保存袋に入れて冷凍しましょう。赤と黄色のパプリカをあわせて冷凍しておくと、調理時の時短にもなります。
 

キュウリは塩漬けにする

傷みやすいキュウリは、まるごと保存袋に入れて軽く塩をもみ込んでから冷蔵することで、3日~1週間ほどもつようになります。塩の量は、キュウリ5本に対して小さじ1~2杯ほどが一般的です。塩分量が多いほど日持ちしやすくなるため、キュウリの量が多いときは塩を多めに使うといった調整を行いましょう。
 

家庭菜園をしてうまく育てば食費を節約できる

2人以上世帯が8月の野菜購入にかけている費用の平均は5500~6000円ほどと分かりました。今回紹介した野菜の種7種をそろえても、2500円ほどで購入できるため、野菜がうまく育ってくれればスーパーで購入するよりも3000円ほどお得になるといえるでしょう。
 
ただし、土やプランターなどの野菜を育てる環境が整っていない場合には、道具を購入するのに費用がかかるため注意が必要です。
 

出典

総務省統計局 家計調査(家計収支編) 時系列データ(二人以上の世帯)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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