更新日: 2024.10.10 その他家計

洗濯物を「エアコン」で乾かすのは「非効率」ですか? 「屋外」で干した場合、どれだけの節約になりますか?

洗濯物を「エアコン」で乾かすのは「非効率」ですか? 「屋外」で干した場合、どれだけの節約になりますか?
雨の日が続いて外に洗濯物が干せないと、エアコンを使用して部屋干しする日が増えます。エアコンを使用すると電気代がかかりますがどのくらいのコストがかかるのでしょうか。
 
本記事では、洗濯物をエアコンで乾かすことの効率性やコストについて検討します。また、外干しとエアコン使用の比較を通じて、最も経済的かつ効果的な方法を提案します。
FINANCIAL FIELD編集部

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エアコンで洗濯物を乾かすコツ

梅雨時期や雨の日はジメジメとしていて、洗濯物が乾きにくいのが悩みどころです。洗濯物が乾きにくい日は、エアコンを上手に使用することで生乾きや嫌な臭いを防ぎ、室内に干した洗濯物を乾かすことができます。
 
エアコンの機能で洗濯物を乾かすコツは、空気中に含んだ水分を効率的に除去してくれる「除湿(ドライ)」モードを使用することです。エアコンの種類によっては「衣類乾燥」モードが付いているものもあります。
 
そのほか、「冷房除湿」や「再熱除湿」といったモードもあり、冷風か暖風の機能で乾かす風の種類が違っています。季節によって使い分ける方法もありますが、空気を暖める暖風を利用する再燃除湿は、弱冷房除湿に比べると電気代がかかるため注意が必要です。
 
また、エアコンの風を効率よく洗濯物に当てるために扇風機やサーキュレーターを併用することもおすすめです。室内の空気の循環を良くすることで洗濯物が効率的に乾き、乾きムラも防げます。
 

毎日エアコンで乾かした場合のコストはどのくらいかかる?

エアコンで洗濯物を乾かすと、外に干すときに比べて電気代がかかってしまいます。毎日エアコンを使用して洗濯物を乾かした場合、コストはどのくらいかかるのでしょうか。電気代の計算方法は「消費電力(kW)× 使用時間 (時間)× 電力供給会社の電気料金単価(円/kWh)」で算出することが可能です。
 
電気料金の単価やメーカーの種類によって料金に変動がありますが、除湿の機能を使用した場合、1時間の電気代は相場で見ると、弱冷房除湿が約4円で再熱除湿が約15円といわれています。
 
1日約5時間ほどしっかりと衣類を乾かすためにエアコンを稼働させたとすると、約20円~75円かかる計算です。ひと月30日で計算すると、約600円~2250円の電気代を消費することになります。1日あたりでみると、それほどかからない電気代も、ひと月あたりで見ると経済的にも負担になります。
 
お天気によって使い分けたり、扇風機など他の家電と組み合わせたりしてなるべく短時間で乾かす工夫が必要でしょう。
 

エアコンで洗濯物を乾かすメリット

エアコンで洗濯物を乾かす最大のメリットは、そのまま部屋干ししておくよりもエアコンを使用したほうが洗濯物が早く乾くことです。除湿モードを使用して快適な室温と湿度を保つことで、洗濯物も嫌な臭いを防ぎながらより早く乾かすことができます。
 
また、エアコンだけの使用では電気代が気になる場合には、除湿器を併用するのもおすすめです。消費電力を比較してみると、除湿機のほうがエアコンよりも消費電力が少なくなっています。併用することで、エアコンだけ使用するよりも早い時間で室内の環境を整えることができるため、電気代の節約につながります。
 

エアコンで洗濯物を乾かすデメリット

一方で、エアコンで洗濯物を乾かすデメリットもあります。外に干すことに比べて電気代がかかる点が、一番のデメリットといえるでしょう。洗濯物を乾かすための電気代だけでなく、毎日エアコンを使用することでフィルターなどのメンテナンスをする頻度も増えます。必要があれば業者に依頼してクリーニングなどを行うこともあるでしょう。
 
また、エアコンで洗濯物を乾かすために室内に干すことで、部屋に洗濯物の臭いが広がったり、生乾きの臭いがしたりすることもあります。洗濯物を洗濯槽のなかに残しておかないことや、脱水をしっかりと行うことで嫌な臭いを防ぐことが可能です。
 

電気代も考慮してエアコンは使用しよう

洗濯物をエアコンで乾かすために部屋に干すと、外に干すよりも電気代がかかるため、お天気の良い日には、なるべく外に干したほうが経済的で電気代の節約になります。雨や花粉の時期などの理由によって、室内干しをするときにエアコンを使用するなどパターンを決めたほうがよいでしょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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