更新日: 2024.09.24 その他家計

飲料水は2Lの「ペットボトル」を買っていますが、面倒なので「ウォーターサーバー」を月2700円で契約したいです。費用は高めだと思うのですが、金額の差に見合う“メリット”はあるのでしょうか?

飲料水は2Lの「ペットボトル」を買っていますが、面倒なので「ウォーターサーバー」を月2700円で契約したいです。費用は高めだと思うのですが、金額の差に見合う“メリット”はあるのでしょうか?
普段の飲料水にペットボトルの水を使用する人は今や珍しくなく、飲料水にお金を出すことが一般的になってきました。しかし、買い物のたびに2リットルのペットボトルを購入して持ち帰ることに負担を感じている人もいるでしょう。そのようなときに利用を検討したくなるのがウォーターサーバーではないでしょうか。
 
本記事では、ペットボトルの水を購入することに対して、ウォーターサーバーを利用した場合のコストやメリットなど解説します。ぜひ最後までお読みください。
FINANCIAL FIELD編集部

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成人が1日に必要とする飲料水の量は1.2リットル

そもそも、どのくらいの水が人間には必要なのでしょうか。成人の場合、普通の生活を送っているだけでも1日に2.5リットルの水分が体内から出ていきます。内訳としては、尿や便によるものが1.6リットル、呼吸や汗などの自然蒸発で0.9リットルです。
 
この2.5リットルの水分を補うために、食事から1.0リットル、体内で食べ物が分解されるときに発生する水分から0.3リットルをまかなっており、それ以外に飲料水として1.2リットルが必要です。
 

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ペットボトルとウォーターサーバーのコスト比較

1日に必要な飲料水の量は1.2リットルなので、単純に30日で換算すると36リットルが必要ですが、実際に家で飲む量は、家族構成や日中に家にいる時間などによって異なります。日中はほとんど外出していて、家で飲む水は入浴後と起床時にコップ1杯程度のみ(合わせて約400ミリリットル)と考えると、30日で換算して12リットル程度が必要な飲料水の量です。
 
今回は夫婦2人で1ヶ月に24リットルを消費すると仮定して、ペットボトルとウォーターサーバーのコストを比較します。
 
24リットルを2リットルペットボトルに換算すると12本で、1本あたりの価格を128円とすると、1ヶ月で1536円です。一方、ウォーターサーバーのコストは業者によって異なります。
 
例えば、業界最安値をうたうワンウェイウォーター株式会社の場合、12リットルボトル単価1350円×2=2700円となり、ウォーターサーバーのほうが月々1164円高いことになります(2024年9月時点)。これは水の購入代のみの比較ですが、ウォーターサーバーは維持費としてサーバーのレンタル代やメンテナンス費用、サーバー運転時の電気代などがかかることがあり、実際はこれ以上の価格差が開きます。
 

ウォーターサーバーを利用するメリット

ウォーターサーバーのほうが高コストですが、コスト以外の面で、ウォーターサーバーにすることのメリットがあります。主に下記の4つがあげられます。
 

水を持ち運ぶ手間が削減できる

最近はネットでまとめ買いする人もいるかもしれませんが、普段の買い物のついでにスーパーなどでペットボトルを購入すると、重たくかさばるので大変です。ウォーターサーバーのタンクはネットで注文すれば家まで配送してくれるので、自分で持ち運ぶ手間が削減できます。
 

冷蔵庫のスペースを圧迫しない

ペットボトルは開封すると冷蔵庫に保管するため、冷蔵庫のスペースを圧迫する原因になります。ウォーターサーバーは独立して設置でき、冷蔵庫内を広々使えます。ウォーターサーバー自体を設置するスペースが必要になりますが、最近はスタイリッシュで省スペースなタイプもあります。
 

冷水とお湯がいつでも利用できる

ウォーターサーバーは、内部に冷水用、温水用のタンクがあり、温度を一定に保っておく仕様になっているものが一般的です。冷水は5℃~10℃程度、温水は80℃~90℃程度となっており、いつでも冷水と温水を使い分けられます。
 

災害時の備蓄水として活用できる

地震や台風、集中豪雨などの天災によって、断水して水道が使えなくなることがあります。そのようなときに、ペットボトルよりも大容量なウォーターサーバーのタンクを1つストックしておくことで、備蓄水として万一のときに活躍してくれます。コック式のものであれば停電時も水を出すことができるので安心です。
 

ウォーターサーバーのメリットを理解してコストに見合うか判断しよう

飲料水をペットボトルで購入する場合とウォーターサーバーを利用する場合では、コストで比較すると、少なくみても月々1000円以上、ウォーターサーバーのほうが高くなります。
 
一方で、ウォーターサーバーは、水の持ち運びの手間が省けたり、冷蔵庫のスペースが有効活用できたりするなどのメリットがあります。自分の生活スタイルなどを考え、メリットとコストが見合うかを判断しましょう。
 

出典

「健康のため水を飲もう」推進委員会 健康のため水を飲もう講座
ワンウェイウォーター株式会社 料金プラン
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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